9月場所を休場した横綱・照ノ富士。2場所連続休場となり、相撲協会に提出された診断書には「腰椎椎体終板障害、糖尿病で10月8日までの休場を要する見込み」とあった。横綱在位13場所で7度目の休場となるわけだが、そんな状況でも“最高位の務めを果たしている”と評価する声もあるのだという。どういうことなのか。 今年に入ってから、照ノ富士は1月場所と3月場所を全休。5月場所は14勝1敗で復活優勝を果たすも、7月場所は1勝3敗11休。9月場所も全休となるため、横綱昇進後の成績は85勝25敗85休となる。勝利数と休場数が並ぶという異常状態だ。ただ、相撲担当記者は「協会にとっては“優等生”の横綱なのでしょう」と話す。 「横綱審議委員会は“万全の状態になるまで待つ”という姿勢です。ひとり横綱なので多少は甘くなるのと、協会からすると巡業に全勤する横綱がありがたいというのも大きい。コロナ禍で中止になっていた巡業が
◆大相撲 ▽春場所6日目(18日・エディオンアリーナ大阪) 横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が春場所6日目の18日、日本相撲協会に「右踵骨(しょうこつ)骨挫傷、左変形性膝関節症で強い疼痛(とうつう)を認める。約1か月の加療を要する見込み」などの診断書を提出して休場した。休場は東前頭筆頭だった2020年秋場所以来で、昨年秋場所で新横綱になってからは初めてとなった。 照ノ富士は横綱昇進後、抜群の安定感を誇っていたが、在位4場所目の今場所は2日目の大栄翔(追手風)戦、5日目の玉鷲(片男波)戦で黒星を喫し、2個の金星を配給。序盤の5日目までに早くも2敗と調子が上がっていなかった。2月上旬に新型コロナウイルスに感染したこともあり、場所前には師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が調整不足を懸念していた。一人横綱として、2場所ぶりの賜杯奪還を目指して急ピッチ調整してきたが、無念の途中休場となった。 横綱不在は
元大関・照ノ富士 春場所で5場所ぶり復帰へ 序二段から再起 元大関では初 3枚 「大相撲春場所」(10日初日、エディオンアリーナ大阪) 元大関で序二段の照ノ富士(27)=伊勢ケ浜=が春場所で5場所ぶりに復帰することが8日、決まった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が出場を明言した。元大関が序二段で相撲を取るのは初めてのことになる。 両膝負傷に加え、糖尿病、腎臓結石など内臓系の病気も発症。昨年7月の名古屋場所で幕下に落ち4場所連続全休。今場所、西序二段48枚目まで番付を落としていた。 今場所前は土俵での稽古も行っており、師匠によれば「状態は戻っていない。完ぺきじゃない。この辺(序二段)なら足を使わなくていいから。悪化しないように」と、慎重に実戦の中で様子を探っていく状況だ。 続きを見る
日馬富士の暴行が問題になった酒席は秋巡業中の10月下旬、鳥取県内で開かれた。同席者や関係者の話を総合すると暴行時の様子が浮かび上がってきた。 席には日馬富士のほか白鵬、鶴竜のモンゴル出身3横綱や鳥取城北高相撲部出身の関脇照ノ富士、平幕貴ノ岩に加え、日本人力士や関係者ら10人前後が参加し、1次会から酒のピッチが上がり、盛り上がっていた。だが2次会へ移ると雰囲気が一変した。 貴ノ岩は日馬富士から兄弟子に対するあいさつが足りないなどと生活態度を注意されていた。その時、着物の帯に差していた貴ノ岩関のスマートフォンが鳴り、操作しようとした瞬間に全てが始まった。 日馬富士がテーブルにあるビール瓶で、近くに座っていた貴ノ岩の頭部を思い切り殴打。「人が話をしている時に…」と激怒し、流血して倒れた相手にのし掛かるようにしながら素手で激しく殴打を繰り返した。 同席者は「周りが気付かないほどの速さで『ゴーン!』
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