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ブックマーク / note.com/ina111 (3)

  • ロケット打上げと緯度の話|ina111 / 稲川貴大

    ロケット射場は赤道近くが良いだろうと信じている人は多い。実際にそうなのだろうか? 結論:目的の軌道(目的地)による この記事の結論ロケット打上げには人工衛星ごとの目的地がある。 宇宙空間では特定の1点に留まることは出来ない。したがって地球周辺であれば地球周回軌道というところで運動し続ける。 射場緯度の有利不利はこの目的の軌道に依存する。 静止軌道と地球低軌道静止軌道という軌道は赤道直上の高度約3.6万kmにある。日上空にいれば、ずっと日上空に見える極めて特殊な軌道。この静止軌道は気象衛星やBS/CS放送衛星に使われている。希少価値のある重要な軌道である。 一方、近年では地球低軌道が多用されている。国際宇宙ステーションがあったり、地球観測、最近の通信衛星、科学衛星、軌道上サービス、宇宙ゴミ掃除と多種多様なミッションの衛星が飛んでいるのは地球低軌道である。地球低軌道は高度2000km以下を

    ロケット打上げと緯度の話|ina111 / 稲川貴大
    mohno
    mohno 2022/01/03
    ホリエモンが北海道でロケット打ち上げしてたし、和歌山がロケット発射場を作ってるね。他にもあるかもしれないが。静止衛星は高度も限られるから場所が空いていないのでは。「近年では地球低軌道が多用されている」
  • 再使用ロケットの経済性|ina111 / 稲川貴大

    最近、世界中で再使用ロケット開発の機運が高まっている。再使用ロケット、つまり打ち上げた後に着陸・回収して繰り返し使うロケットのことだ。 これはSDGsの文脈が強くなってきたことに加え、SpaceXやBlue Originのロケットの派手な演出のためだろう。SpaceXのロケットの着陸する姿は多くの人を興奮させた。 ちなみに、スペースシャトルも1980年代には開発された再使用ロケットなのだが、色々あって再使用しても全く経済的で無かったので、最近では再使用ロケット枠に入れられてない資料もある。 SpaceXのFalcon Heavyロケットのブースター着陸国内状況国内の研究では90年代から再使用ロケットの研究(RVT→RV-X、CALLISTO等)がされている。RVTに関しては時期も早く、机上検討だけではなく実際にフライトまでしている現在から見るとかなり先駆けの研究である。 さらに、実用に向け

    再使用ロケットの経済性|ina111 / 稲川貴大
    mohno
    mohno 2021/12/04
    「スペースシャトル…全く経済的で無かった」←だからやめたんだよな。「7回目ぐらいまで使い捨てが経済的」「Falcon9の再使用回数は10回程度と言われているので、ほとんど使い捨てロケットと費用は変わらない」
  • SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話|ina111 / 稲川貴大

    結論:安いロケットエンジンを持っているからである。 SpaceXのFalcon1(退役済み)やFalcon9に使われているMerlinエンジンはRP-1(灯油に似た燃料)と液体酸素(LOX)を推進剤にしたロケットエンジン。A~Dとバージョンがあり、推力は34〜62トン重と2倍近くも差があるエンジンであるが、価格はおよそ1億円だと噂されている。極めて安い。 エンジンだけではなく全体で低コストの方法が取られているが、2002年創業のSpaceXはNASA等の技術をうまく活用している。 この記事ではMerlinに通じるエンジンのうち、日語での情報が少ないNASAのFastracエンジンの紹介。 SpaceXのMerlinエンジンはSpaceXのCTO of PropulsionでもあったTom Muellerさんが設計していた彼のSpaceXの前職場であるTRW社のTR-106やTR-107が

    SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話|ina111 / 稲川貴大
    mohno
    mohno 2019/11/05
    「1基50Mドルもする。スペースシャトルには3基ついているし、毎回の点検+複数回使用したら交換していた」「SpaceXはかなり安くエンジンを製造しているはず」「日本では…Merlinに価格面で勝ててるとは思えない」
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