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おなじ世界とノスタル爺に関するmurashitのブックマーク (1)

  • ■ - 準決勝

    あの日。いちばん熱かった夏。 深夜、仕事にくたびれ果てて帰宅。卓の上には「チンして」、と、殴り書きのメモ。最近では「べて」と最後まで書かなくなった。シャワーを浴びたあと、発泡酒をかたわらにあたためたカレーう。2目の発泡酒に手が伸びるが、「ビールは1まで」と、常々口うるさく言われていることを思い出す。「これ『ビール』じゃねえよ」と思う。 寝室に入ると、はもう深い眠りについている。いつものようにこちらに背を向けており、軽いいびきの音が聞こえる。起こしてしまわぬよう静かに隣のベッドに潜り込み、ゆっくりと目を閉じる。ところが、体は疲れきっているはずなのに、いつまでたっても一向に眠気が襲ってこない。のいびき。いまだ冴えたままの頭でいつしか仕事のことを考えている。仕事は以前とくらべれば、今はわりとうまくいっている。大きな不安はない。だが小さな不安は数々ある。その小さな不安ばかりが頭によ

    ■ - 準決勝
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