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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (4)

  • 活字中毒R。

    『iPodをつくった男』(大谷和利著・アスキー新書)より。 (現アップル社CEO・スティーブ・ジョブズが、(1985年にアップル社を追放されたあと紆余曲折を経て)1996年にアップル社に復帰した際に最初に行った「大仕事」の話) 【世間の一部で犬猿の仲と思われているマイクロソフト社のビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズは、もちろん最大のライバル同士であはあるのだが、かつては酔っぱらったゲイツがジョブズの家にイタズラ電話をかけたりしたこともある旧知の関係で、最近もウォールストリートジャーナルが主催したD5というイベントに2人並んで出演し、過去を振り返りつつも、熱く未来への展望を語っている。 話を戻せば、ジョブズがアップル復帰後の最初の大仕事としてマイクロソフト社を訪れたとき、交渉の相手として出てきたのは、やはりゲイツだった。もはや風前の灯とも言えた当時のマックを製品として存続させるには、マイクロ

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    『働きマン仕事人に聞く』(一志治夫・文、安野モヨコ・画:講談社)より。 (各界の「仕事人」たちへのインタビュー集。ナインティナインの岡村隆史さんの回の一部です) 【テレビに出始めてみると、一見簡単に思えることが意外に難しいことがわかってくる。お笑いの深さを改めて知ることになるのだ。 「『とぶくすり』とかやってるころ、プロデューサーさんから『お前らプロちゃうんか』と叱られて、そうやそうや、プロやった、と思ったこともあった。年齢の近い仲間と一緒やったし、遊びで始まっていた部分もあったので、周りから厳しいことを言われて気づくことも多かったんです。自分らは楽しいと思ってやっていたけれど、『もっとテレビをわかれ』と言われ、どんどん教えてもらっていった。カメラがどこを向いているのかを意識して、カメラが来たときにボケる。カメラが回っていないところでボケても仕方ない。お笑いとはなんぞや、ということを現場で

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    『のはなし』(伊集院光著・宝島社)より。 (「『好きな理由』の話」というエッセイの一部です) 【2年ほど前になるか、自分の担当しているラジオの深夜放送に立川談志家元をお呼びした時のこと。もともと古典落語の道をドロップアウトして今の世界に逃げ込んできた僕としては、談志家元は特別な存在で、何より6年間の修行時代にピリオドを打った理由の一つが「名人立川談志」の落語だった。 仕事疲れか、それが素の状態なのか、不機嫌そうにスタジオ入りした家元。僕は「機嫌を損ねて帰ってしまわないうちに…」とばかりその話をした。 「僕は落語家になって6年目のある日、若き日の談志師匠のやった『ひなつば(古典落語の演目の一つ。短く軽い話で特に若手の落語家がやる話)』のテープを聞いてショックを受けたんです。『芝浜』や『死神(ともに真打がおおとりで披露するクラスの演目)』ならいざ知らず、その時自分がやっている落語と、同じ年代の

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    『QJ(クイック・ジャパン)・vol.70』(太田出版)の「カンニング全記録」という特集記事の「ロングインタビュー『竹山隆範すべてを語る23000字』」より。 (相方・中島忠幸さんが亡くなったときのことを振り返って) 【仕事は、お通夜の日だけは休ませてもらいました。その番組のプロデューサーが可愛がってくれていて、逆に「休め」と。ただ、葬儀の後は、そのまま生放送行きましたね。「傷つきました、しばらくお休みします」って感じに見られるのが嫌だったんですよ。それに、ちょっと周りと、時差みたいなものがあったんです。周りは「相方が亡くなられて……」ってスタンスで僕に向かってきますけど、そりゃあ気は落ちてはいますけど、実はみなさんが考えていることはちょっと前に終わったことなんで。だから、僕は大丈夫だってことを言うためにも、葬式終わったら働くしかねぇって。 葬式の朝の、ギリギリまで迷いましたけど、結論とし

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