「アート」に関して、僕は「好きだ、あるいは好きだと自分では思っているけれど、わかっているという自信はない」のです。 とくに「現代アート」については、「これが本当に『アート』なのか?」と言いたくなることもある一方で、こういうのをわかったふりしないと、「アートがわからない人間」とみなされるのだろうな、と不安になるのです。 いや、そんなの「わからないものはわからない」というのが、誠実な態度なのかもしれませんが…… 今回は、僕がこれまで読んできた「現代アート」に関する本のなかで、印象に残ったものを7冊紹介したいと思います。 ただし、僕自身はアートの専門家ではなく、近場で興味がある展覧会が開催されていれば足を運ぶ程度の人間ですので、「こいつわかってないなあ」というところも多々あるでしょうが、御笑納いただければ幸いです。 (1)芸術闘争論 fujipon.hatenadiary.com 芸術闘争論 (