日本銀行 2011 年 2 月 1 対外競争力を測るうえでは、単に名目為替レートの動きだけではなく、各国の製品価格の変動を考慮 に入れた実質為替レートを用いる方が望ましい。また、グローバル市場全体での競争関係をみるために は、単一通貨だけではなく、複数通貨の動きをおさえた実効為替レートを用いる必要がある。実質実効 為替レートは、この両点を勘案しているため、円ドル・レートといった単一通貨の名目為替レートより も、対外競争力を適切にあらわしている。実際の計算にあたっては、実質化、実効化の両面で様々な論 点があるが、現在日本銀行が用いている BIS ベースの実質実効為替レートは、重要な要件を比較的よく 備えているといえる。しかし、実質実効為替レートを用いて競争環境を過去と比較する際には、単純に 水準の高低を比べるのみならず、急激な変化の有無、経済情勢の違い、自国及び競合国の経済構造の変 化、推計
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