タグ

ブックマーク / sivad.hatenablog.com (13)

  • 名取宏氏はどこで道をあやまったのか〜なぜ1994年報告書はMCS(化学物質過敏症)や臨床環境医を否定しなかったのか〜 - 赤の女王とお茶を

    さて間が空いてしまったので簡単におさらいしましょう。 まず名取宏氏によるこういった暴言 https://twitter.com/NATROM/status/344020644603764737 化学物質過敏症は臨床環境医によってつくられた「医原病」だと思う。 http://d.hatena.ne.jp/sivad/20130704/p1 から始まり、いま議論しているのは、名取宏氏がMCS(化学物質過敏症)および臨床環境医を否定する根拠を述べている、2002年のこちらの文章に関してです。 http://natrom.sakura.ne.jp/consensus.html https://megalodon.jp/2013-0808-1505-32/members.jcom.home.ne.jp/natrom/consensus.html アメリカ医師会らの報告書は臨床環境医学の主張するような

    名取宏氏はどこで道をあやまったのか〜なぜ1994年報告書はMCS(化学物質過敏症)や臨床環境医を否定しなかったのか〜 - 赤の女王とお茶を
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2015/02/16
    もっともらしいデタラメを提示し続ければ、デタラメを支持したいだけの人に餌を与え続けることができる。うん、確かにこれは歴史修正主義者をはじめとしたニセ科学の基本的論法だな>id:Cunliffe
  • 放射性PM2.5としての原発フォールアウト(セシウムボール)を考える - 赤の女王とお茶を

    さて原発事故後の鼻血現象に関して、フォールアウトの影響を考える際、私は以前より鼻粘膜の炎症の可能性を指摘してきましたが、 http://d.hatena.ne.jp/sivad/20110906/p1 その後フォールアウト内容物にサイズ的にPM10~PM2.5(particulate matter, 粒径10μm以下〜2.5μm以下の微粒子)に相当する不溶性・放射性のセシウム(等)粒子が含まれていることが明らかになり、粘膜における動態をより詳しく考えることができるようになりました。現在セシウムボールと呼ばれているようです。 Emission of spherical cesium-bearing particles from an early stage of the Fukushima nuclear accident(http://www.nature.com/srep/2013/13

    放射性PM2.5としての原発フォールアウト(セシウムボール)を考える - 赤の女王とお茶を
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2014/05/29
    鼻血が増えているという事実が観測されていないのに、そのメカニズムをどうこういうのはタワゴトとしか/観察されていない事実に関して機序を説明したがるという心理は陰謀論と近しいかとは思います>id:kmiura
  • 日本は「維新主義」から脱却できるか - 赤の女王とお茶を

    太陽がお隠れになったり議会が解散したり宮崎の人がいなくなったり、いろいろと動きがあって面白な日々ですね。 政治の季節っぽいので宮台センセの 日の難点 (幻冬舎新書) 作者: 宮台真司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/04/01メディア: 新書購入: 28人 クリック: 233回この商品を含むブログ (227件) を見るも読んでみたり、今日は日政治潮流について少々。 少なくとも民主党の躍進はあると思われる今回の衆議院選挙。政権交代自体は結構だと思いますし、しがらみが断ち切れることで新しい声が政治に入りやすくなるのは悪いことではないでしょう。 でもちょっと気になるのは、明らかに意識しているであろう「平成維新」。 イメージ戦略上定石なんでしょうけど、日政治改革というと、常に「維新」と称されます。 単なる言葉のアヤならいいんですが、どうも明治維新以来、昭和維新と呼ばれた226

    日本は「維新主義」から脱却できるか - 赤の女王とお茶を
  • 「脳死は人の死か」という以前に「脳死判定が本当に脳の死を意味しているのか」が問題 - 赤の女王とお茶を

    臓器移植法案に関して、「脳死は人の死か」、ということに関する意見表明がちらほら見られて、それはそれでいいことだと思うのですが、脳死についてはそれ以前に考えるべきことがあります。 脳死に関する問題は大きく三つに分類されて、 1.どのように『脳の死』を判定し定義するか 2.脳の死が個人の死であるのか 3.個人の臓器をどう扱うべきか と考えることができるわけですが、臓器移植法関連では2以降がよく議論されて1がスルーされがちです。 しかしまず考えるべき、重大なことは1の問題です。 皆さんは脳の死、と言ったとき脳のどのような状態をイメージするでしょうか。 脳波がピーーー、とフラットになった時? それとも脳組織そのものが豆腐のように崩壊してしまった状態? 二つはイコールではありません。 前者のイメージ、脳の機能が外部から測定不能になったときを脳の「機能死」といいます。 後者の状態、脳組織自体が修復不能

    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2009/06/24
    機能死と器質死の線引き問題もありそうな
  • 混合医療はむしろ先進医療に問題点あり - 赤の女王とお茶を

    ニセ科学が日の医療をい散らす日 わたしも現時点での混合医療解禁には反対ですが、オカルト医療に関してはそれ程心配してなかったり。 ああいうものは正当の医療で認められていないからこそ神秘性があるわけで、いろんなところでフツーの治療と並べて出されると神通力を失うんではないかな。結局ほとんどは無害なマッサージやカウンセリングになると思います。もちろんtikani_nemuru_Mさんの懸念はもっともではあるけども。 わたしが問題だと思うのはむしろ混合医療で導入されるといわれる「先進医療」の方。 まず言葉の問題ですが、「先進医療」の多くは確かに先進な知識と技術を用いています。たとえばガンの免疫療法や粒子線治療が代表的ですね。 ただし、知識が先進だからといって効果が先進とは限らないのが医療の難しいところ。 どんなに知識や技術が高度だろうが先進だろうが、最後にその価値を決めるのはあくまでも人体です。

    混合医療はむしろ先進医療に問題点あり - 赤の女王とお茶を
  • ips細胞研究を「再生」するために必要な3つの処方箋 - 赤の女王とお茶を

    昨年2008年はiPS細胞の発見でバイオも世の中も大いに沸いたわけですが、大方の予想通り日のiPS研究は先行き多難な模様。 iPSの山中さんが「今年は1勝10敗だった」 「大方の予想通り」と書いたのは別に皮肉ではなく、研究プロジェクトが動いた当初からバイオ系の関係者の多くが心配していたことだからです。 問題は大きく三つ。 1.予算の問題 2.周縁専門家の育成不足 3.雇用不安 1.予算の問題 単純に予算規模だけ比較しても、アメリカではカリフォルニア州だけでも10年で3000億円、マサチューセッツでは1200億円投入するのに対し、日では5年で100億円。 知恵で対抗するにしても、ちょっと物量が違いすぎます。 しかも、この100億円は国の科学研究費従来の枠内で都合するもの。つまり他の研究者に配分する予算を取り上げてこちらに回しているのです。伝聞では、すでに確定したはずの予算も削られていると

    ips細胞研究を「再生」するために必要な3つの処方箋 - 赤の女王とお茶を
  • 倫理の根拠とお水のセカイ(本編) - 赤の女王とお茶を

    こちらの編。 まだまとまりきっていない話ですし、分かりやすくかけるか怪しいところですが。 「水伝」など多くのニセ科学批判の文脈で基となる考え方の一つに、「科学は倫理を与えない」というものがあります。あるいは、「である」は「べき」を導かない。ヒュームの法則、または自然主義の誤謬、とも表現します。 科学はセカイが”How”「どのように」「ある」かを明らかにするものであって、どのようにある「べき」か、つまり倫理や規範を定めるものではない、ということです。もちろん、ゴーヤの佃煮を作るときは五倍酢をつかう「べき」だ、コーヒー豆は封を開けたら冷蔵庫にいれる「べき」ではない、というように、ある状態を達成するための手順について科学が「べき」を与えることはあります。 しかし、どう生きるか、のような根源的なレベルにおける、向かうべき「目的」を科学知識そのものが規定することはないよ、というのが科学的思考にお

    倫理の根拠とお水のセカイ(本編) - 赤の女王とお茶を
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/10/07
    さて、どうかにゃ? 「倫理は事実と独立に存在する」という言明には問題があるぜ。
  • 博士ネットワーク・ミーティング@京都、終了しました! - 赤の女王とお茶を

    いやー皆様、お疲れ様でした。 予定を超える40名の参加者を古都でお迎えしたミーティング。 私が不慣れな点も多く、スタッフやお手伝い頂いた院生、そして参加者の皆様方に支えられてなんとか形にすることができました。 皆さんのご専門を一部ざっと書いてみるだけでも、 分子生物学は勿論、 バイオインフォマティクス 素粒子物理学 情報科学 火山物理学 生態環境 文化人類学 科学技術社会学 科学教育 行政学 業務効率化 理論創薬 化学工学 神経科学 古書店経営 ジャーナリスト etc, etc... とまあ、雑ここに極まれりといった風情。 会でも話したように、日語の「科学」の由来は「分科の学」。サイエンスは日に入ってきた時点で、百鬼丸の五体の如くバラバラに細分化されていたわけです。 それを一つ一つつなぎ止め、全体を取り戻す。ホーリズムってことじゃあありませんよ。 科学というのは根源的に還元主義で、

    博士ネットワーク・ミーティング@京都、終了しました! - 赤の女王とお茶を
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/09/26
    科学の方法論は、還元主義か構造主義なんだとレヴィ=ストロースはいうちょりますです
  • 赤の女王とお茶を - 最終警告!本当は怖い盲目的予定調和説

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 これはアレですね、はてなとかブクマとかやってる暇があったら仕事しろってことですね。あいすみません。 というのはまあ冗談として。 日のネットに批判的言説が多いのは匿名性と関連あるでしょう。日では実名の個人間で批判するリスクが高いわけで、その証拠に日のリアルではむしろ馴れ合い型コミュニケーションが主流です。組織を背負わず、個人として面と向かって他人を批判できる人は少ないですよね。 つまりリアルにおける批判技術の乏しさがネット・匿名における批判指向性を高めていると考えられます。 弾さんのいうように、的確な批判こそが問題解決に向かう。そもそも科学的思考には批判的思考が欠かせません。 確かに単なる揚げ足取りやアジテーション的批判は感情を煽るばかりで、何も解決しません。しかし同様に、ポジティブなアジ

    赤の女王とお茶を - 最終警告!本当は怖い盲目的予定調和説
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/07/31
    アクエリアスはシンクロニシティではなく予定調和
  • 2007-01-20

    ちょっと前の科学論のところで「抽象とは何か」についてなんとなく考えていて、ちょっとゲイジュツ方面についてまでヨタが回ってきたので書いてみます。 こないだ科学は現実世界を抽象化した「地図」である、といったように、「抽象化」というのは大体、ごちゃごちゃした「ナマ」の何かから要素を抽出して単純化したりモデル化したり、という作業なわけですよね。 でまあ、世間的な用例として「抽象的な絵」だとか「抽象的な表現」とかよく言いますね。 例えば上に掲げたカンディンスキーとか、典型的な「抽象画」です。 でも待てよ。 じゃあこの絵は何を「抽象」しているのか? そもそも何かを「抽象」していることがこの絵にとって重要なことなのか? とか思ってしまったわけです。 私の感覚では、この絵を味わうにあたってそれが何の「抽象」であるかはそれほど重要ではありません。それよりも大事なのは、色であり、配置であり、質感であり、筆致で

    2007-01-20
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/07/31
    壁と窓
  • 診察犬 - 赤の女王とお茶を

    http://www.sagepub.com/ICT285096_8294.pdf http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-01/sp-cds010506.php 犬に患者の呼気を嗅がせるだけで、ガンを初期段階でも検出できるそうな。 嗅覚恐るべし。ウソ発見犬とかいろいろできるんじゃないでしょうか。

    診察犬 - 赤の女王とお茶を
  • フラット化は局所ルールを破壊する - 赤の女王とお茶を 

    「うわべだけ規則に従って、規則違反はコッソリやるべし」という規律は、「健全な社会」にとって極めて重要である。 問題だけどたいして問題じゃないこと、悪いことだけどたいして悪くないこと、が、世の中にはたくさんある。そしてそれらは、コッソリ行なわれなければならない。 もちろん、いくら「コッソリ」見つからないからといって、何でもやっていいということにはなりません。グレーの領域には、グレーの領域なりの「ルール」があるわけです。「仁義」だとか「面子」だとか呼ばれることもある例のやつですよ。 別にグレーの領域に限りません。世の中一つのルールで全部治められるほど単純じゃない。それなら大工の息子とか家出した王子とかがとっくに世界を統一していることでしょう。 ただ人間がスゴイのは、そういう世界の多様性をうまく利用して価値に変えてきたこと。 民主主義、市場、科学。 これらは人間や世界が多様であることを前提とした

    フラット化は局所ルールを破壊する - 赤の女王とお茶を 
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/07/29
    相対主義について書くときに
  • マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を

    ケーキ 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か 別に誰を批判というわけではなく、これらを読んでふと思いついたことですが。 fuku33さんのエントリにhokusyuさんがナチズムを持ち出してきて、確かにいきなりの飛躍のように思えるのですが、考えてみるとそもそもfuku33さんの教えておられる経営学、創始者はかのピーター・ドラッカー。 そしてドラッカーのキャリアはナチズムへの批判と分析から始まっていたりするのです。 ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/11/16メディア: 単行購入: 2人 クリック: 58回この商品を含むブログ (30件) を見るナチズムを体験したドラッカーはアメリカへ渡ってこの書を出版し、二度とあのような事態を引き起こさないための組織・社会運営の方法について考え始めます。

    マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/05/29
    ドラッカー読ませていただきますにゃ。よい情報をありがとう(ぺこり
  • 1