【シリコンバレー=白石武志、白岩ひおな】米アマゾン・ドット・コムの成長が減速しはじめた。29日に発表した2021年4~6月期決算は27%の増収を保ったものの、新型コロナウイルス禍のネット通販特需は収まり、人件費も上昇しつつある。7月に就任したアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)にとっては追い風がやんだ中での船出となった。「多くの国で新型コロナのワクチンが容易に入手できるようになって人々が
【シリコンバレー=白石武志、白岩ひおな】米アマゾン・ドット・コムの成長が減速しはじめた。29日に発表した2021年4~6月期決算は27%の増収を保ったものの、新型コロナウイルス禍のネット通販特需は収まり、人件費も上昇しつつある。7月に就任したアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)にとっては追い風がやんだ中での船出となった。「多くの国で新型コロナのワクチンが容易に入手できるようになって人々が
ウォール・ストリート・ジャーナルやCNBCなどの米メディアの報道によると、米アマゾン・ドット・コムはeコマースサイト内の商品検索で、収益性の高い商品を優先表示するようにアルゴリズムを変更したという。 また、同社の小売部門の幹部が自社プライベートブランド(PB)商品を優先表示させるように検索システム部門に圧力をかけたと、事情に詳しい関係者は話したという。 小売部門の幹部と検索部門の対立 アマゾンの幹部は、他の小売業者が行っているように、自社でもPB商品の販売促進を行うべきだと考えている。しかし「A9」と呼ばれる検索システム部門の従業員は、自社PBを検索結果に優先表示することは顧客の最大利益にならないと、真っ向から反対したという。 アマゾンの法務担当も、反トラスト法違反の調査がさらに厳しいものになるとして反対したという。 確かにこれは消費者を惑わす行為と言えそうだ。eコマースの検索機能は小売店
アマゾンジャパンは1月31日、取引出版社(現在約3000社)との間で「買切条件で仕入」、同時に「自動発注システム」を全商品に対して試行するという新方針を記者会見で発表した。返品率を現在の20%から引下げるのが目標というが、在庫品の値下げ販売(協議制)を含んでおり、事実上の「卸販売」への移行を意味する。 アマゾン「買切制」になぜ出版社は「歓迎」したのか? 「今回のアマゾンの方針に関して、出版社からは歓迎の声があがる。」と日経新聞 (2/2)は(これまで聞かなかった)声を伝えている。「取次制度」に対する不満や批判は出版社にとってタブーとされていた。また「返品率の改善は業界全体のテーマで、アマゾンが買い切りを本格的に始めることで、既存の書籍チェーンも取り組みやすくなる」という大手書店チェーン幹部が「打ち明け」たことも伝えた。要するに取次は日本の出版界にとって「十字架」であり、重荷になっていたのだ
【読売新聞】 公正取引委員会が8月、アマゾンの電子書籍ストア「Kindle(キンドル)ストア」と契約する出版社などに義務付けてきた「同等性条件」を、アマゾンが自主的に見直したと明らかにした。アマゾンの見直しによって、今後、電子出版市
電子商取引(EC)大手のアマゾンジャパン(東京・目黒)は、電子書籍など取り扱い商材の納入業者との契約を見直し、競合するECサイトと同等の価格・品ぞろえを保証させる「最恵国待遇(MFN)条項」を撤廃する方針を固めた。同条項を巡っては昨年8月、公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いがあるとして立ち入り調査に入っていた。欧州連合(EU)の欧州委員会も同様の疑いで調査していた。関係者によると、アマゾンジ
このところ、出版業界に大きな動きが相次いでいる――。アマゾンジャパンが電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」(キンドルアンリミテッド)をスタートさせた。書籍の市場は手にとって1冊ずつ購入するという形から、電子書籍の定額読み放題に一気に流れてしまうのだろうか。 このところ出版業界に大きな動きが相次いでいる。アマゾンジャパン(以下、アマゾン)が電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」(キンドル アンリミテッド)をいよいよ日本でもスタートさせたが、一方でリアルの書店には再編の波が押し寄せている。 日本最大の書店として開業し、書店大型化の先駆けとなった八重洲ブックセンターが出版取次大手トーハンの傘下に入った。また新宿南口の大型書店であった紀伊国屋書店新宿南店もフロアの大幅な縮小に追い込まれた。書籍の市場は手にとって1冊ずつ購入するという形から、電子書籍
今月3日にスタートした通販大手アマゾンジャパンの電子書籍読み放題サービスで、人気のある漫画や写真集などがラインアップから外れ始めた。サービス開始に合わせて多くの書籍をそろえようとしたアマゾンが、出版社に配分する利用料を年内に限って上乗せして支払う契約を締結。しかし想定以上の利用が続いて負担に耐えきれなくなり、利用が多い人気本をラインアップから外し始めたとみられる。 同サービス「Kindle(キンドル) Unlimited(アンリミテッド)」は、洋書約120万冊のほか、国内の数百の出版社と契約を結び、小説やビジネス書、雑誌、漫画など和書計約12万冊が月980円(税込み)で読み放題になるとしてスタート。電子書籍のダウンロード数に応じて出版社に利用料の一部を配分するとした。 複数の出版社によると、アマゾンは一部の出版社を対象に、年内に限って規定の配分に上乗せして利用料を支払う契約を結び、書籍の提
紀伊国屋書店は21日、インターネット書店への対抗策を発表した。9月刊行予定の人気作家、村上春樹氏の著書の初版10万冊の9割を出版社から直接買い取り、自社店舗のほか他社の書店に限定して供給する。アマゾン・ドット・コムなどネット書店の販売量は5千冊にとどまる。紀伊国屋書店は売れ残りリスクを抱えるが店頭への集客につながると判断した。一般に出版物の流通は取次が出版社から書籍などを仕入れ、書店に配本する
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