国史跡・米子城跡の魅力を広く伝えようと、米子市中町の市立山陰歴史博物館で4日、天守台からの絶景を収めた写真や江戸時代の絵図、ジオラマなどを展示する「見る 観(み)る 魅せる! 米子城展」が始まった。会期は4月9日まで。城跡のガイドツアーやVR(仮想現実)体験などの関連イベントもある。 市文化財団の設立40周年を記念して開催。大山や中海、市街地を望む標高90メートルの天守台から撮影した春夏秋冬の写真76枚とパネル30枚が並ぶほか、安土桃山時代の桃形兜(かぶと)、江戸前期の城下絵図、江戸末期の城の平面図などを展示。幕末の城郭を再現した400分の1スケールのジオラマもあり、失われた天守や櫓(やぐら)の様子をうかがい知ることができる。 展示のほか、高精度CGで再現した天守を見ることができるVR体験会を3月4日と4月2日に開催。城跡では3月18、21、25日に申込制の有料ガイドツアーを計画している。