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  • 〈1.1大震災~連載ルポ〉疲労色濃く、海は一変 門前・七浦地区|社会|石川のニュース|北國新聞

    輪島市西北部にある門前町七浦(しつら)地区で、1日から続いていた通行止めがようやく解除された。14日、地区の中心である皆月とその周辺を訪ねると、2週間の孤立で住民は色濃い疲労を抱え、地震で一変した海の景色に戸惑いを見せていた。 強い北西風が吹き付ける湾の海岸線に張り付くように、皆月の集落は延びる。一見、倒壊建物は少ない。だが「家屋の被害?いっぱいや」と区長の伏見孝一さん(74)は言う。口ぶりに疲れがにじむ。 「1日、地震があって海岸に出たら、水がダーっと引いてた。『津波だー』と叫んで高台へ逃げた。翌朝、海を見たら、これや」 六郎木(ろくろぎ)正さん(65)が指さす先に、だだっ広い岩場が広がる。地殻変動で数メートルも隆起し、海面上に現れたのだ。「ここらの漁業はどうなるんやろ」と六郎木さんが腕組みする。 もちろん、毎年1月2日に行ってきた「アマメハギ」も中止となった。巨大な地震の力は、地域の景

    〈1.1大震災~連載ルポ〉疲労色濃く、海は一変 門前・七浦地区|社会|石川のニュース|北國新聞
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/01/15
    “巨大な地震の力は、地域の景色や伝統を変えてしまう。”
  • 〈1.1大震災〉輪島で崩れた夫婦の夢 熊本出身・末藤さん犠牲|社会|石川のニュース|北國新聞

    のてんちゃんを抱えて笑顔を見せる末藤翔太さん。生前最後の1枚となった(12月30日撮影、佳織さん提供) 熊県から輪島市に移り住み、地域おこし協力隊員を務めていた末藤翔太さん(40)は自宅の倒壊に巻き込まれ、命を奪われた。12月30日、夫婦の愛「てんちゃん」を抱えて笑う翔太さん。これが最後の写真になった。同じ熊出身の佳織さん(39)は「私が生きているのは、間違いなく夫のおかげ。守ってくれてありがとう。守れなくてごめん」と気丈に話した。 1日、自宅にいた2人。佳織さんは平屋建ての部分、翔太さんは2階建て部分の1階にいて、爆発したような激しい揺れに襲われた。翔太さんはがれきに圧迫されて亡くなった。 2人は2017年に結婚し、22年春に輪島へと移住した。きっかけは「金継ぎ」の経験がある佳織さんが漆を格的に学びたいと思ったことだった。優しい夫は笑顔で輪島についてきてくれた。 佳織さんが

    〈1.1大震災〉輪島で崩れた夫婦の夢 熊本出身・末藤さん犠牲|社会|石川のニュース|北國新聞
  • 〈1.1大震災~連載ルポ〉とどまるか、離れるか 被災者葛藤|社会|石川のニュース|北國新聞

    ●「津波は怖い。でも」 被災地で仮設住宅の整備が進む。珠洲市内で建設が始まった2カ所は、いずれも津波の浸水想定区域。避難所に身を寄せる高齢者の多くは「津波は怖い。でも、ここで暮らしたい」と口々に話す。津波被害に遭った三崎町の男性もその一人。自宅が波にのまれ、市外への一時的な避難を検討しているが、「ここで漁師をして畑をしたい」と音を明かす。とどまるか、離れるか。葛藤が続く。(珠洲支局長・山佳久) ●浸水区域で仮設整備 地震では能登半島沿岸の各地で津波が発生した。京大防災研究所などの現地調査によると、珠洲市三崎町寺家(じけ)には高さ4・7メートルの津波が到達したとみられる。 寺家の海沿いに並んでいた古い家屋は、津波でほぼ全壊、半壊した。同所で漁師をしている奥浜敏孝さん(68)の自宅にも波が押し寄せ、持ち船2隻は流された。1日以降、と息子と3人で、高台にある避難所で過ごしている。 避難所近

    〈1.1大震災~連載ルポ〉とどまるか、離れるか 被災者葛藤|社会|石川のニュース|北國新聞
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/01/15
    “「わしは長男。きょうだいが帰る場所がなくなるから、ここを出るわけにはいかん」”
  • ジンベエザメ「ハク」も死ぬ のとじま水族館|社会|富山のニュース|富山新聞

    七尾市ののとじま臨海公園水族館は10日、前日に死んだジンベエザメのオス「ハチベエ」(体長4・6㍍)に続き、メスの「ハク」(同4・9㍍)も死んだと発表した。地震により水槽内の水位が低下し、環境が悪化したことが要因とみられる。 2頭は2022年9月から飼育され、日海側最大級の水槽を悠々と泳ぐ姿が人気を集めた。 同館によると、ジンベエザメの水槽は1日の地震で水位が半分以下になり、水温も低下していたという。境谷仁館長は、立て続けの死に「当に残念でならない」と悔やみ、飼育する他の動物の救命に全力を尽くすとした。

    ジンベエザメ「ハク」も死ぬ のとじま水族館|社会|富山のニュース|富山新聞
  • 「難攻不落の山城」無残 七尾城跡 石垣が多数崩落、修復めど立たず|社会|富山のニュース|富山新聞

    七尾市教委は10日までに、国内最大級の山城である同市の国史跡・七尾城跡で多数の被害を確認した。上杉謙信が攻め落とすまで約1年も苦戦した「難攻不落の山城」とされる同城だが、石垣の崩落や土砂崩れが複数箇所で発生。現在、被災者支援に人員を集中させており、修復のめどは立っていない。 市教委によると、地震で丸西側や二の丸東側、桜馬場の石垣が崩落した。通路には無数のひびが入り、市教委は七尾城跡近くにある七尾城山展望台とともに立ち入り禁止とした。 七尾城跡の石垣は戦国時代に主流だった野の面づら積みの工法が取り入れられ、石垣一つ一つが国の文化財に指定されている。このため被災前の状態を正確に再現する必要があり、崩落していない石垣もいったん全部取り外し、積み直す必要があるという。 市教委担当者は「今は市民生活を取り戻すのが第一。七尾城跡の修復はいつになるか分からない」と話した。

    「難攻不落の山城」無残 七尾城跡 石垣が多数崩落、修復めど立たず|社会|富山のニュース|富山新聞
  • 2次避難所6千人超確保 能登半島地震|社会|石川のニュース|北國新聞

    石川県は10日、能登半島地震の被災者を受け入れる県内外のホテル、旅館などの「2次避難所」が216施設、6207人分確保できたと発表した。同日時点で南加賀などの7カ所に182人が身を寄せている。 2次避難所の内訳は県内が191施設5828人分、県外が25施設379人分となっている。 一方、道路寸断などで孤立状態にある人は10日も輪島、珠洲、能登3市町で3124人に上るほか、6市7町で2万5千人以上が避難所生活を余儀なくされている。県は孤立集落からの輸送者や高齢者、要介護者などから移送を進める。 被災者を一時的に受け入れる「1・5次避難所」となった金沢市のいしかわ総合スポーツセンターには10日、新たに被災者84人が移り、同所の累計は計101人となった。

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  • 避難所ごみ、回収追いつかず 900人避難の輪島中|社会|石川のニュース|北國新聞

    能登半島地震の避難所で、ごみの回収が追いついていない。輪島市輪島中では900人が身を寄せており、毎日大量のごみが発生。収集車が訪れても、一度に回収できない状況だ。 輪島市では9日、輪島中を皮切りに指定避難所のごみ収集がスタートした。ごみ収集車は道路に残るがれきを避けながら進んでおり、回収に時間がかかっている。 輪島中では、壁際にごみが山積みとなっており、9日、収集車が訪れたが、回収しきれず、一部のごみはそのまま残された。運営スタッフは「ごみは大量に出る。1日1回は回収に来てくれればいいが」と話した。 鳳至公民館でも、職員が収集車に次々とごみを載せたが、途中で満杯になり、すべてを回収しきれなかった。男性職員は「道が悪いので、クリーンセンターに運ぶのも一苦労だ」と話した。

    避難所ごみ、回収追いつかず 900人避難の輪島中|社会|石川のニュース|北國新聞
  • 金沢港から輪島へ海上輸送 発電機や灯油2000リットル 〈1.1大震災〉|社会|石川のニュース|北國新聞

    ●日財団 陸路の寸断が深刻な奥能登に向けて10日、民間による支援物資の海上輸送が始まった。日財団が、トラックの乗り込みが可能なRORO船を用い、金沢港から発電機5台、灯油2千リットル、軽油1千リットルを発送した。船は当面、金沢―輪島間を1日1往復し、物資のピストン輸送を続ける。 支援物資を積んだトラック5台が乗った和幸船舶(神戸市)の内航RORO船「フェリー粟国」が午前11時半、金沢港を出港した。午後3時半ごろ輪島港に着き、発電機は同日中に輪島市の特別養護老人ホーム「あての木園」など避難所5カ所に届けられる予定。 日財団がRORO船を被災地支援に活用するのは初めて。15日からは温水シャワーシステム100台、手洗い場200台なども輸送し、届ける港や避難所は順次広げる。海野光行常務理事は「息の長い支援を続けたい」と述べた。

    金沢港から輪島へ海上輸送 発電機や灯油2000リットル 〈1.1大震災〉|社会|石川のニュース|北國新聞
  • 「難攻不落の山城」無残 七尾城跡 石垣が多数崩落、修復めど立たず|社会|石川のニュース|北國新聞

    七尾市教委は10日までに、国内最大級の山城である同市の国史跡・七尾城跡で多数の被害を確認した。上杉謙信が攻め落とすまで約1年も苦戦した「難攻不落の山城」とされる同城だが、石垣の崩落や土砂崩れが複数箇所で発生。現在、被災者支援に人員を集中させており、修復のめどは立っていない。 市教委によると、地震で丸西側や二の丸東側、桜馬場の石垣が崩落した。通路には無数のひびが入り、市教委は七尾城跡近くにある七尾城山展望台とともに立ち入り禁止とした。 七尾城跡の石垣は戦国時代に主流だった野の面づら積みの工法が取り入れられ、石垣一つ一つが国の文化財に指定されている。このため被災前の状態を正確に再現する必要があり、崩落していない石垣もいったん全部取り外し、積み直す必要があるという。 市教委担当者は「今は市民生活を取り戻すのが第一。七尾城跡の修復はいつになるか分からない」と話した。

    「難攻不落の山城」無残 七尾城跡 石垣が多数崩落、修復めど立たず|社会|石川のニュース|北國新聞
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/01/10
    なんということでしょう……。
  • 低体温症で3人搬送、輪島 窓ガラス割れた家で寝起き|社会|石川のニュース|北國新聞

    能登半島地震の被災地である輪島市で5日午後3時ごろ、90代男性が自宅で体調不良となり、低体温症で救急搬送された。 輪島市を管轄する奥能登広域圏事務組合消防部によると、男性は、地震により窓ガラスが割れた家で寝起きしていた。男性は受け答えができたが、体温は33・2度と著しく低く、市立輪島病院で、重症の低体温症と判断された。安否を確かめにきた人が通報した。 輪島市内では2、3日にも、低体温症疑いの搬送が各1件あった。

    低体温症で3人搬送、輪島 窓ガラス割れた家で寝起き|社会|石川のニュース|北國新聞
  • 3345人孤立状態に 輪島、14地区に2800人超|社会|石川のニュース|北國新聞

    石川県は8日、能登半島地震による道路の寸断などで、奥能登2市2町で少なくとも3345人が孤立状態にあると発表した。7日時点から約1千人増えた。 市町の集計に基づく県の報告によると、輪島市では14地区に2817人が取り残されている。7日の段階では13地区1767人だった。人数が不明だった浦上、七浦などに300人以上がとどまっていることが8日判明し、人数が増えた。 珠洲市は7地区に495人が残っている。人数が不明な集落もある。 8日時点の孤立集落と人数は次の通り。 ◇輪島市 ▽大屋 182人▽河原田 不明▽鴻巣 729人▽町野 104人▽南志見 222人▽西保 814人▽仁岸 7人▽小山 26人▽諸岡 61人▽上河内 7人▽小石 8人▽郷 3人▽浦上 303人▽七浦 351人 ◇珠洲市 ▽真浦 4人▽清水 15人▽仁江 43人▽片岩 37人▽長橋 50人▽大谷 346人▽宝立町大町 不明 ◇

    3345人孤立状態に 輪島、14地区に2800人超|社会|石川のニュース|北國新聞
  • 輪島の避難者移送、雪で中止 被災地冷え込む|社会|石川のニュース|北國新聞

    最大震度7を観測した石川県の能登半島地震は8日で発生から1週間となった。同日午前10時の発表によると、県内の死者は161人となった。被災地は雪が降り積もり、輪島市役所などに避難する障害者ら要配慮者3人を金沢市のいしかわ総合スポーツセンターまで陸送する計画は中止となった。 輪島市は要配慮者受け入れのため、福祉避難所を2カ所開設した。 気象庁によると8日午前8時時点で、珠洲市で13㌢、七尾市で12㌢、輪島市で9㌢の積雪を記録。冷え込みも厳しく、朝の最低気温は七尾市で氷点下2・4度、珠洲市で同0・2度、輪島市で同0・1度を観測した。降雪により二次被害の発生や、被災者の間での感染症拡大に懸念が強まっている。 珠洲市では被災家屋や損傷した道路が雪に覆われた。住宅では雪かきをする人の姿も。小学校に避難している女性は「暖房の効きが悪く、少し寒かった」と疲れた様子で話した。

    輪島の避難者移送、雪で中止 被災地冷え込む|社会|石川のニュース|北國新聞
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/01/08
    “輪島市は要配慮者受け入れのため、福祉避難所を2カ所開設した。”
  • 「低体温症で死亡」を訂正 輪島市 能登半島地震|社会|石川のニュース|北國新聞

    輪島市の坂口茂市長は7日、会見で、避難所から搬送された避難者が低体温症で亡くなったと明かしたが、その後、事実が確認できないとして、市側が訂正した。

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  • 〈1.1大震災〉自販機破壊、避難者のためだった 「飲料水確保するため」 穴水高|社会|石川のニュース|北國新聞

    能登半島地震の避難所となっている穴水町の穴水高で1日夜、男女数人が自動販売機を壊し、同校の避難者用に飲料水を置いていったとみられることが6日、同校などへの取材で分かった。自販機を壊した人は「自分も避難者で、飲み物を確保するために自販機を壊していいか(管理者に)確認した」と話しており、石川県警は事件性はないとの見方を示している。 穴水高によると、車で訪れた数人が自販機を器具でこじ開け飲料水を取り出し、避難所に置いていったという。

    〈1.1大震災〉自販機破壊、避難者のためだった 「飲料水確保するため」 穴水高|社会|石川のニュース|北國新聞
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/01/07
    自戒を込めて。大規模災害時のコミュニケーションの問題。ブコメンターも含めて登場人物全員が、より一層の慎重さと確認の大切さを身につけたい。/ 讀賣を再建した正力松太郎は関東大震災当時の警視庁のエラいひと。
  • 「丸3日、何も食べとらん」 奥能登避難所へ物資届かず 本紙記者ルポ|社会|石川のニュース|北國新聞

    奥能登の避難所への救援物資配布が遅れている。地震と津波で甚大な被害を受けた珠洲市宝立町鵜飼・春日野。4日、つぶれた家屋と傾いた電柱で足の踏み場もない集落を歩くと、出会った男性が記者に訴えてきた。「救援物資が届かない。子どもが丸3日、何もべとらん」。男性の頰を一筋の涙が伝った。(珠洲支局長・山佳久) 見附島(みつけじま)がある宝立町鵜飼・春日野は沿岸部に木造住宅が密集している。1日の強い揺れで多くの民家が倒壊し、さらに津波が襲った。石川県が4日午前11時、新たに公表した珠洲市内の安否不明者のうち、8人が鵜飼・春日野の住人だ。 4日朝、割れた窓ガラスや瓦が散乱する通りを歩いていると、40~50代くらいの男性が突然、話し掛けてきた。「金沢からここまで道はつながっとるかね」。 珠洲道路は一般車両の通行を規制し、自衛隊や警察、救援物資を運ぶ車両を優先させていると聞く。そう伝えると、男性は気持ちが

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  • 12市町で成人式中止 輪島、珠洲など 始業式も延期に|社会|石川のニュース|北國新聞

    石川県教委は5日、能登半島地震で被災した輪島市や珠洲市など12市町で、7日に予定していた新20歳対象の成人式の開催を取りやめると発表した。開催会場が、避難所になっていることなどが理由とみられる。 小中学校の始業式についても能登では延期や未定が目立っている。 七尾市は当初の9日から15日に延期した。同市石崎小は市の避難所に指定されていないが、約100人が身を寄せている。指定の避難所となっている和倉小は高台にあり、高齢者の移動が難しいためだ。 ●金沢・消防出初め式を中止 金沢市消防局・消防団は、7日に金沢城公園で開催を予定していた消防出初め式を中止する。全49分団の消防団員ら約1300人が加賀鳶とび梯はし子ご登りや裸放水を披露する計画だった。

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  • 【能登半島地震】背丈ほどの津波、住宅流され火災も 能登町・白丸 本紙記者ルポ|社会|石川のニュース|北國新聞

    大量の木材が道路を埋め尽くし、住宅は白煙を上げていた。2日午前に入った能登町白丸では、津波で住宅が流され、未明から火災が発生。自宅の様子を確認しようと高台の避難所から住民が続々と戻ってきていたが、跡形もなくなった家を目にし「ほんとに津波が来るなんて」「これからどうなるんや」とぼうぜんとした表情を見せた。(社会部・山科耀) 町内では各所で道路に亀裂が入り、家屋も多数倒壊していた。白丸地区に到着すると磯の香りにすすけた匂いが混じる。未明からの火災では少なくとも10軒が燃えた。2日午後には概ね鎮火したものの消火活動が続いていた。倒壊した家屋を肩を落として眺め、大切にしていた品を探す住民の姿が見られた。 住宅の2階部分が津波に流され、基礎だけになった会社員の女性(29)は「何がどうなったんか全く分からん。今は何も考えたくない」と話した。30年以上住んだ住宅に背丈ほどの波が押し寄せた大形格さん(62

    【能登半島地震】背丈ほどの津波、住宅流され火災も 能登町・白丸 本紙記者ルポ|社会|石川のニュース|北國新聞
  • 【能登半島地震】横揺れ2分「死ぬかと」 津波「早く逃げろ」 余震、停電、断水眠れぬ夜|社会|石川のニュース|北國新聞

    ●東日以来の大津波警報 「ズドーンと大きな音がした」「死ぬかと思った」。元日の石川県内を過去最大級となる2分ほどの横揺れが直撃した。昨年震度6強を観測した珠洲市では、被災の傷が癒えぬ中で再び多くの家屋が倒壊、輪島市、志賀町などでも地面が割れ、住民は2007年の能登半島地震以来の大きな揺れの恐怖に震えた。11年の東日大震災以降では初の大津波警報が出され、「早く逃げろ」と叫ぶ声が響く中、県内では多くの人が高台などに避難。毛布にくるまりながら身を寄せ合って互いの家族の安否を気遣い、停電、断水も続いて眠れぬ夜を過ごした。 2022年、23年と震度6以上の地震が発生した珠洲市。1日午後4時すぎ、激しい横揺れが続き、電線が大きくたわみ、電柱がゆがんだ。 書類などが散乱した市役所には職員が続々と集まり、被害状況など情報の確認に追われた。泉谷満寿裕市長は「今までで一番大きい揺れだ」と語り、陣頭指揮に当

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  • 【能登半島地震】津波の高さ5メートル推測|社会|紙面より|富山新聞

    1日午後4時10分ごろ、能登地方を震源とする地震があり、志賀町で震度7の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さはごく浅い。地震の規模(マグニチュード)は7・6と推定される。気象庁は同県能登地方に大津波警報、山形、新潟、富山、石川、福井、兵庫各県に津波警報を発令した。大津波警報が出た石川県での津波の高さは5㍍と推測される。 志賀原発に異常はない。県内の高台では避難する人が集まった。震度5強を観測した金沢市の尾山神社では、初詣の参拝者が強い揺れに騒然とし、避難した。JR金沢駅は水浸しになった。 主な各地の震度は次の通り。 震度7=志賀町、震度6強=七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町、震度6弱=中能登町、能登町、震度5強=金沢市、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、能美市、宝達志水町、震度5弱=白山市、津幡町、内灘町、震度4=野々市市、川北町

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  • 谷口建築 意匠そのまま 玉川図書館の改修|社会|石川のニュース|北國新聞

    ●外壁補修、バリアフリー化 ●金沢市教委、9月補正 金沢市教委は、世界的建築家で文化功労者・日芸術院会員の谷口吉生氏が父吉郎氏と手掛けた玉川図書館の改修に向けた基計画を固めた。谷口建築の意匠を堅持し、時代の変化に合わせて施設の機能強化を図る。外壁などを補修して45年前の完成当時の状態を復元するほか、バリアフリー対応などを進める。 9月補正予算案に7790万円を盛り込む。基設計を簡素化し、来年度以降に行う予定だった実施設計を今年度内に前倒しする。着工、完成時期は未定。 玉川図書館は吉郎、吉生両氏の最初で最後の親子による共作で、新築の館を吉生氏、既存の赤れんがの建物改修を吉郎氏が設計し、1978(昭和53)年に完成した。館はシンプルな意匠の外観で、外壁には年月を経ても錆(さび)が風合いを醸す鋼材が使われている。 館の改修は初めてで、計画では外壁や出入り口付近の歩道のコンクリートなど

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