朝ドラ『らんまん』第6週では、万太郎が植物標本に愛と情熱を注ぐ様子が描かれました。 万太郎のモデルで植物学者の牧野富太郎博士は、生涯を通して40万枚もの植物標本を集めました。 標本を保管するのに使われたのは新聞です。 実はその新聞が、全国各地の“失われた歴史”の空白を埋める貴重な資料になっているのです。 牧野博士のもうひとつの功績に迫ります。 (高知放送局 ディレクター 篠塚茉莉花) 万太郎の大荷物の中身は…? 植物学の道に進むため東京に出た万太郎。 まずは下宿を探しますが、どの大家からも「荷物が多すぎる」と断られてしまいます。 荷物のほとんどは、万太郎が高知で採集した植物標本。 よく見てみると・・・ 新聞紙の束のようです。 実際に牧野富太郎博士も、植物標本を保管するのに新聞紙を使っていました。 牧野博士が残したもの 植物を採集する牧野博士 手元で広げているのは・・・ 画像提供:高知県立牧