通常、C のプログラムで時刻情報を取得するには、gettimeofday() を用いるが、 システムコールはユーザプロセスとカーネルプロセスを切替えるオーバーヘッドを伴うため、 処理時間が長く、しかも変動する。 精密な時間計測には、この変動は致命的である。 しかし、Pentium II 以降のインテルプロセッサには、 Time Stamp Counter (PCC, Processor Cycle Counter とも呼ばれる)と呼ばれる64ビットのレジスタが設けられ、 RDTSC 命令 により Time Stamp Counter を読み出すことができるようになっている。 この、Time Stamp Counter は、CPU の1サイクル毎にカウントアップされ、 電源投入時に0にリセットされるため、 CPU の動作周波数の解像度で時を刻むことができる。 Linux 2.6 では、clo