San FranciscoでのNon-profit型Local News Siteの試み September 25, 2009 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet 地元紙であるSan Francisco Chronicleが経営難に直面している中、non-profitの形態で地域ニュースを扱うサイトを新たに立ち上げようとする、San Franciscoのプロジェクトを紹介する記事。 In San Francisco, Plans to Start News Web Site 【New York Times: September 25, 2009】 投資家でもあるF. Warren Hellman氏が資金(500万ドル)を用意し、PBS加盟の地元ラジオ局であるKQED-FMと、これもまた地元であるUC Berkeley Jou
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「新聞再生法案」提案理由をカーディン議員が説明 最近、一部のテレビニュースが米国における新聞界の窮状、「新聞再生法案」の審議の動きを報道した。伝えないよりは良いが、公聴会開催から一カ月、私が3月2日付の当コラム第23回で動きを伝えてから早や3カ月たっている。何ともスローモーな反応で、いかに日本の大メディアが欧米でのメディア革命を"他岸の火事"と見ている(見たい)かがうかがえる。 さて前回(第29回)に引き続いて、米公聴会での議論を紹介してゆこう。ジョン・ケリー委員長の冒頭あいさつの後、メリーランド州選出のベンジャミン・カーディン議員が、新聞再生法案の提案理由を説明した。 同議員は、まず選挙区の地元紙「バルチモア・サン」の窮状を訴えた。そして、以下のように救済策の必要性を強調した。 「コミュニテイ―・ペーパーは、単に地方政府や司法組織の活動を監視しているだけではない。地域に深く根ざした調査報
前回紹介した米上院公聴会でのGoogle副社長、マリッサ・メイヤー氏の証言に、ダラス・モーニングニュースの発行人、全米新聞協会理事でもあるジェームス・マロニー氏は、真っ向から反論した。 「われわれの新聞は、発行地域で全米テレビ4大ネットの要員すべてを合わせたよりも手厚い取材網を敷いている。このためには年間3,000万ドルを超えるコストがかかっている」 「ローカル紙の危機は皮肉なことに、読者が減少しているためではない。発行部数は比較的安定している。深刻なのは、広告営業でインターネット企業との競争条件が大変厳しくなったことなのだ。広告マーケットにおける新聞のシェアーは急速に下がっている。この傾向が続けば、新聞業界の広告収入は数年たたずして半減するだろう。新聞に求められる公共の利益のためのジャーナリズム活動を継続することは困難になるだろう」 このためにマロニー氏は、政府と議会が以下の点につき早急
ここで、当コラム第29回でも触れた、2009年6月の米上院「新聞の将来」に関する公聴会で、ジョン・ケリー委員長の投げかけた3つの疑問に立ち戻ってみよう。3つの疑問とは、「もし多くの新聞社が消滅し、新聞記者がいなくなったら」という前提で投げかけられたものだ。 「一般市民のブロガーたちに、権力監視や、特ダネを掘り起こしてくることはできるのか」 「ウオーターゲート事件のような、時間と資金をかけた調査報道は誰が行うのか」 「海外特派員や戦時特派員が果たしている役割は、どのようにカバーするのか」 米政府関係者が毎朝チェックするWebサイト「ドラッジ・レポート」 最初の設問に対する答えは、ほぼ出ている。無論すべてではないが、ここ10年で記憶にのこる特ダネの多くが、個人ブログ、インターネット新聞のいずれの形態をとるかは別にして、ブロガーから発信されている。 古いところでは1998年1月、ビル・クリントン
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