2006年06月24日13:10 カテゴリMedicine書評/画評/品評 助産婦たちはどこに行った? これを読んで最初に感じた疑問が、タイトルの助産婦のこと。 オニババ化する女たち 三砂ちづる ブログ時評 : 医療崩壊が産科から始まってしまった [ブログ時評59]産科医療の実情が6月中旬、次々に明らかになり、日本の医療システムが崩壊する悲鳴を聞いたと感じた。まず、日本産婦人科学会の実態調査で、全国で5、6千はあると思われてきた分娩施設が3000カ所に急減した。多くは都市部に集まっており、自分の住む町でお産が出来る市町村は大幅に減った。1万人以上いると思われた分娩を扱う医師数もわずか8000人だった。次いで、産科医は当直が月平均16.7回で当直明けの日もほとんどが働き続け、週平均61時間労働――と勤務実態を示す厚生労働省研究班調査が出た。現代日本人の大多数は、病院で生まれ、病院で死ぬ。 し