以前、http://d.hatena.ne.jp/june_t/20060309/p2 で取り上げた内容の続き。某所に書いたものだけど、こちらにも転記しようと思ってずっと放置していた。 あれこれブログ界隈を見ていて、どこで読んだか忘れたけど、「『科学とジェンダー』というテーマで安価な入門書がない」ことを指摘する記事を見た。絶版本で参考文献とされている本がのきなみ2,000円オーバー(シービンガーの訳本などは5,000円オーバー!)であり、一般には手の届きにくいものであるのに対し、ブルーバックスはほかの新書と比べるとやや高めではあるが、この本は税別なら1,000円を切れている。だから、絶版にしない価値があるのでは、ということらしい。(もちろんそのままの形で出し続けるということではなく、なんらかの手段を講じた上でのことだろうが。) ただ、わたしが見るところでは、今回絶版になった本は、「科学とジ