日本でもよく話題になるアマゾンやアップル、スターバックスといった米国に本社がある巨大多国籍企業の法人税逃れ。これは日本だけでなくヨーロッパでも同じみたい。G20 財務相・中央銀行総裁会議の最終日となる 11 月 5 日、英国とドイツの両財務相は、こうした巨大多国籍企業の行き過ぎた租税回避行為に対抗するため、国際協力体制の構築を呼びかける異例の共同声明を発表した (イザ!の記事より) 。 こうした事態になったのは、先月 15 日にロイター通信が配信したスクープ記事が原因らしい。それによると、スターバックスの英国法人が、進出以来、総額約 30 億ポンド (約 3840 億円) の売り上げがありながら、支払った法人税はたった 860 万ポンド (約 11 億 100 万円) で、さらにここ 3 年間では、法人税を全く支払っていなかったことが明らかになったとしている。 欧州では、債務危機の深刻化で