ムスダンは、2013年4月にも発射の兆候が伝えられたことがありましたが、その際は発射されずじまいでした。初発射は、今年4月15日。東海岸にてムスダン2発が準備されましたが、1発目の発射から5〜6秒後、90mほど上昇して爆発し、現場にいたミサイル技術者らも死亡または負傷し、移動式発射車両も破損するという大失敗でした。失敗の原因は、燃料システムやターボポンプの問題との指摘があります。北朝鮮はその後も4月28日午前と午後、5月31日、そして本日6月22日(2発)とたて続けに6回の実験を試みました。5回目までの実験はいずれも失敗に終わり、6回目の実験でようやく400km飛翔させたもようです。 今日の2発目、すなわち6回目の試射でムスダンは高度1,000kmまで到達したことが日本のレーダーなどでとらえられました。どうやらロフテッド軌道で発射されたようです。 北朝鮮発射の2発目 高度が1000キロ超に