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リアリズムと防衛に関するNahooのブックマーク (5)

  • 読んだ本「歴史と戦略」永井陽之助著 - リアリズムと防衛を学ぶ

    先の記事でも引用しましたが、名著の文庫版が出たので再読しました。超おすすめです。 冷戦時代、日の安全保障に関する議論は、著しい貧困状態にありました。防衛を論ずること=軍国主義というようなイメージの強い時代にあって、かつ国内法に関する法理的な議論が多くを占める状況では、戦略を論じる以前に語るべきこと、語れないことが共に多すぎたのでしょう。 しかしそんな時代の制約にあって、永井陽之助を始め、戦略家と言い得る少数の人物を持てたことは、日の知的な豊かさを示すものです。 書は、タイトルのとおり、歴史を参照しながら、戦略を論じるです。第二次世界大戦、日露戦争、そして現在の出来事であったベトナム戦争らの例をひきつつ、抑止、情報、攻勢と防御、そして目的と手段と均衡といったトピックを論じています。 もとは「現代と戦略」というで、その後半部分を再編して文庫化したものです。さらに元は昭和59年に文藝春

    読んだ本「歴史と戦略」永井陽之助著 - リアリズムと防衛を学ぶ
  • きっと、その正義は誰にも届かないでしょう - リアリズムと防衛を学ぶ

    どのような方向でも、誰かの死を自分の政治的な主張に利用する人々は、意見が異なる人達から敬意を得ることは難しいでしょう。そのため、彼らが多数派を形成したり、世の中を動かしたりすることはできないでしょう。 なぜといって、凡人が多数の人を継続して動かすために必要なものは、利益誘導と誠実さです。そして人が最も誠実さを示すべき時は、死者とその家族に向き合う時だからです。

    きっと、その正義は誰にも届かないでしょう - リアリズムと防衛を学ぶ
    Nahoo
    Nahoo 2015/02/04
    誰かの死を政治的な主張に利用することで多数派は結構形成されるような。右派の満蒙利権死守しかり,左派の安保闘争の樺美智子しかり
  • 中立国スイスはどうやって第二次世界大戦を回避したか?「将軍アンリ・ギザン」 - リアリズムと防衛を学ぶ

    将軍アンリ・ギザン―意志決定を貫く戦略 posted with ヨメレバ 植村 英一 原書房 1985-07 Amazon 図書館 書はスイスの将軍アンリ・ギザンの人生を描いたです。ギザン将軍は第二次世界大戦ととき、スイス軍の総司令官を務めた人です。そのため書の内容も「スイスから見た第二次世界大戦史」というべき内容になっています。 ドイツがポーランドを攻めた、フランスを下した、連合国がイタリアに上陸した…といったよく知られた大戦中の出来事も、大国ならざるスイスから見ると、また違った印象をもって受け止められます。 あれ、スイスって第二次世界大戦に参戦してないよね? 永世中立国だし…。と思うところです。確かにスイスは参戦こそしていませんが、徹底した戦時体制をとっていました。戦わないために、戦いの準備をしていたのです。 戦争準備 国家緊急権の発動 戦うスイスの民主主義 将軍選出と総動員 な

    中立国スイスはどうやって第二次世界大戦を回避したか?「将軍アンリ・ギザン」 - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 自衛隊の対中国シフトと、その事情 - リアリズムと防衛を学ぶ

    新しい「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」が発表されました。これら2つは防衛省と自衛隊が「こんな感じでいきまっせ!」という防衛政策の設計図です。 大筋では、防衛費の総額を抑えつつ、中国対策へのシフトを鮮明にしています。 そのために具体的には南西諸島への部隊配備と、周辺海空域への警戒・監視体制の強化を打ち出しています。 この背景には中国の際限ない軍拡とその戦略があり、それに対抗するアメリカ軍の新構想が透けて見えます。 中国の軍事力の増大 新しい防衛大綱では中国についてこう論じています。 大国として成長を続ける中国は、世界と地域のために重要な役割を果たしつつある。他方で、中国は国防費を継続的に増加し、核・ミサイル戦力や海・空軍を中心とした軍事力の広範かつ急速な近代化を進め……地域・国際社会の懸念事項となっている。 防衛省・自衛隊:平成23年度以降に係る防衛計画の大綱について 今年2010

    自衛隊の対中国シフトと、その事情 - リアリズムと防衛を学ぶ
    Nahoo
    Nahoo 2010/12/30
    結局もうロシアすら中国の方を警戒しているから、南西諸島に戦力を集中できる。…マジノ線・アルデンヌ奇襲みたいに裏をつかれる心配は無用なのだろうか
  • 妥協のやりかたを間違えた尖閣問題のこれから - リアリズムと防衛を学ぶ

    引き続き、尖閣諸島沖での衝突事件から始まった一連の外交問題についてです。 先の記事で触れたように、今回の件はもともと武力衝突に発展する可能性が極めて低い、外交案件でした。よって日側が妥協し、船長の身柄を中国に返すことは、どこかの時点でやらざるをえなかったでしょう。 しかし身柄を返す事前準備が不足し、かつタイミングが悪く、しかも形式がまずかったことは日の失点であり、中国にとってはラッキーな拾い物となったでしょう。中国は今回の件を布石として尖閣諸島の領有問題でゆっくりと押すことが可能になります。そのやり方については南シナ海で起こったことが参考になるでしょう。 なぜ衝突事件がここまで大騒ぎになったのか 今回の事件については「尖閣諸島沖での日中対立について」で触れましたが、再度確認しておきましょう。 今回の騒動は、尖閣諸島の沖で中国の漁船が違法操業をおこなったことから始まりました。海上保安庁の

    妥協のやりかたを間違えた尖閣問題のこれから - リアリズムと防衛を学ぶ
    Nahoo
    Nahoo 2010/09/27
    短期的に怒っても、長期的視野で圧力に負けないようにしないと、かえってむこうの思う壺
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