『本の雑誌』2010年7月号(本の雑誌社)の「特集=電子書籍の時代がくるぞ!?」から。竹熊健太郎さん、永江朗さん、米光一成さんによる「電子書籍どうするどうなる座談会」(司会・浜本茂さん)の一部です。 【竹熊健太郎:僕はインターネット上で「たけくま書店」って自主出版物の通販サイトを始めたんですが、お金を取るのは、紙の本で取ろうと思ってるんですよ。ネット上で本とか漫画を流すのは基本タダにするつもり。課金はいろいろ面倒くさいから。 浜本茂:課金はシステム自体が大変ですよね。 竹熊:小説と携帯漫画以外は成功してない。携帯は決済が簡単だから。電話代と一緒に50円とか100円を取られちゃう。金を払う感覚が薄いんですよ。しかも片手で操作できて、寝床の中でも買える。だからエロ漫画が売れてる(笑)。 浜本:携帯で? 永江朗:バックライトだから(笑)。 浜本:ああ、布団の中で隠れて見たりできるってこと? 竹熊