冬用タイヤに履き替えようと思ったら無くなっていた−。こんな被害がこの季節に目立ってくる。県警捜査3課によると、県内では例年、秋口以降にスタッドレスタイヤが盗まれる被害が起きている。今年も10月上旬に長野市内で屋外にあった冬用タイヤ計20本が盗まれる被害が発生。玄関先や軒下に置いておいて狙われるケースが多いとみられ、同課は「鍵の掛かる倉庫などに保管して」と呼び掛けている。 長野市の事件では、マンション敷地内の屋根付きの置き場に並べて置いてあった5世帯分が狙われた。このマンションの所有者によると、置き場には盗難防止用の柵などはなく、「入居者にも悪い思いをさせた」として、今後、施錠できる柵を設置する予定という。 同課によると、冬用タイヤの盗難被害は、昨年は10月に7件、11月に14件、12月に8件発生。民家の軒先など屋外が27件で、倉庫内からが2件だった。まだ今年の被害件数は未集計。 アパ