ホーム PR 『FGO』のラセングルで、エンジニアとして働くのはどんな感じ?疑り深い聞き手が、エンジニア部門長と匿名スタッフに本音を訊こうとする
『ヤマノススメ』など数々の人気作を手がけてきたアニメ監督・山本裕介が、キャリア初期に参加した『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』の制作当時を振り返るインタビュー連載。第2回では、現場に入って直面したこれまでの作品との違いや、富野由悠季総監督から伝えられた演出方針について語ってもらった。 ――実際に第28話「大脱走」の演出を務めることになって、杉島邦久さんの描いた絵コンテを受け取ったときは、どのような印象でしたか? 山本 杉島さんは前から存じ上げていましたし、関わられた作品も見ていたのですが、それでも今まで自分が処理していた絵コンテとは密度が全然違って驚かされました。まず単純に、ひとつのフレームの中に入っているものが多い。キャラクターが多く、奥にモビルスーツもいる。手前では犬が吠えている。ひとつの画面の中に、とにかくいろいろな要素が入っているんです。ほぼ同時期に関わった別の作品だと、フ
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』には、ダンスから指一本の動作に至るまで、まるで生きているような3Dアニメーションがふんだんに盛り込まれています。クオリティーに妥協せず、最高のコンテンツを制作するため、サイゲームスではモーションキャプチャー収録に特化した組織を設置して自社スタジオにて収録を行っています。 本記事では、モーションキャプチャースタジオの成り立ちや収録体制・具体的な仕事内容、制作事例を現場で活躍するスタッフが解説します。 ※サイゲームスの技術カンファレンス「Cygames Tech Conference」「キャラクターにリアルな動きを! ~モーションキャプチャースタジオの体制・ゲーム&生配信 制作事例紹介~」の動画の内容を基にご紹介しています。 2019年サイゲームスに合流。 モーションキャプチャースタジオスタッフとして収録・データ編集・ツール開発・機材選定など
地獄の苦しみだった収録 「ETC(※)カードが挿入されました」 車に乗ってエンジンを掛けると車内に響き渡る声、この音声を担当しているのが私だということをご存知ない方はまだまだ多い。なのでイベントなどでご披露すると「おお~」と思わず声を洩らす方もたくさんいる。そしてその声がどのキャラクターを演じたときよりも大きかったりして、私のほうがびっくりしてしまう。 反応の大きさは、その声のシェア率に比例している。どの世代にも満遍なく知られている私の声は、今のところ南ちゃんとETCが半々という感じだ。 いやいや出世しましたなぁ~ETC! 今となってはETC音声に起用していただいてありがとうございます、という気持ちだけれど、その収録は、実は地獄の苦しみだった。 「収録の前に一つだけ約束してほしいことがあるんだけど」 ETC音声収録の当日、機械音声の制作を専門にしている会社の社長さんが誰にも聞こえないように
『ヒカルの碁』『黒執事』など多くのアニメ作品で作画監督やキャラクターデザインを手がけたアニメーターの芝美奈子さんが亡くなったことがわかった。16日、アニメ制作会社のぴえろ、P.A.WORKSなどが公式アカウントで訃報を伝えた。 ぴえろの公式ツイッターでは「弊社作品では『ヒカルの碁』『テガミバチ』などでキャラクターデザインを務められた芝美奈子さんが亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼。P.A.WORKSのツイッターでも「芝美奈子さんの御逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。『RDG レッドデータガール』ではキャラクターデザイン・総作画監督を務められ、これまで多くの弊社作品において多大なご尽力を賜りました。ご冥福をお祈り申し上げると共に、ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げます」と伝えている。
『ドラクエ』スライムの合体練習をドット絵のショートアニメにしてみた! 応援されながらがんばる姿に「優しい世界」「かわいいの極み」の声 海外でバズり中のボカロ曲「ヤババイナ」楽曲配信開始!初音ミク、ずんだもん、重音テトの破茶滅茶なMV映像に「中毒性やばい」「何度も聞きにきたくなる」の声 「制作済みだったBGM30曲以上をほぼすべてリメイクすることになった」 「『ウマ娘2』を作っているくらいの意識に近かった」 『ウマ娘 プリティーダービー』(以下『ウマ娘』)開発初期より、約5年に渡って二人三脚で楽曲を手掛けてきた本田晃弘氏、内田哲也氏はそう語る。 本田晃弘氏は『メタルギア』シリーズなど数多くのゲームミュージックを担当。『プリンセスコネクト!Re:Dive』(以下『プリコネR』)でもサウンドプロデューサーを務めている。「うまぴょい伝説」を生み出した張本人でもある。 内田哲也氏は「お願い!シンデレ
アニメの下書きなどに使われる硬い芯の色鉛筆について、製造する「三菱鉛筆」は原料の調達が難しくなったとして、一部を除いてことし6月で生産を終了すると発表しました。アニメの業界団体からは「アニメ制作になくてはならないツールでした」と生産終了を惜しむ声が上がっています。 三菱鉛筆は、4色で展開している「硬質色鉛筆」と呼ばれる硬い芯の色鉛筆のうち、だいだい色、黄緑色、水色の3色の生産をことし6月末で終了すると発表しました。 芯を作るための原料の調達が難しくなったためで、原料が確保できる赤色のみ生産を続けるとしています。 硬質色鉛筆は一般的な色鉛筆よりも細い線を描くことができ、芯の粉が出にくいのが特徴で、アニメの下書きなどで長く使われてきました。 もともと12色あり、会社は2015年に一部を除いて生産中止を決めましたが、アニメ関係者の要望を受けて水色など4色の生産を続けてきました。 原料の調達が難し
アニメ制作会社「Signal-MD」(シグナル・エムディ)が、公正取引委員会から下請法違反で指導を受けたことが2021年1月28日、分かった。同社の親会社「IGポート」が取材に明かした。 IGポートは「改めてコンプライアンスを徹底し、法令等を遵守した健全な経営に努めて参ります」とコメントしている。 「下請法の肝の部分」に抵触 シグナル・エムディは14年設立。『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編』『はなかっぱ』『プラチナエンド』などの制作を手がける。 親会社はジャスダック上場企業のIGポートで、「プロダクション・アイジー」「ウィットスタジオ」など複数のアニメ制作会社を傘下に持つ。 指導は1月19日付。下請法第3条第1項では、親事業者は下請け事業者に対し、委託内容を記した書面(いわゆる3条書面)を交付する義務があるが、これに違反した。 公取委下請取引調
どんなコンテンツでも、ファンに愛してもらい、その「愛」を「ビジネス」につなげることは難しい。一方で、利益が生まれなければ、どんなに素晴らしい作品でも続編を生み出すことは叶わない——。 キャンプブームの火付け役の一つとも言われる漫画『ゆるキャン△』(原作:あfろ 芳文社「COMIC FUZ」掲載)のアニメ最新作『ゆるキャン△ SEASON2』が1月7日にスタートする。 キャンプの魅力とキャンプを満喫する女子高生たち日常を描いたこの作品。第1作目(2018年放送)はBlu-ray/DVDもヒットし、原作の累計発行部数は450万部突破。キャンプ用品などグッズの売れ行きも上々。ビジネスとしても成功し、待望のアニメ第2作目へとつながった。 ファンの愛を持続可能なビジネスにつなげるために必要なことは何か。TVアニメーション『ゆるキャン△』シリーズのプロデューサーである堀田将市さんに聞いた。 『ゆるキャ
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています コミカライズ「幼女戦記」作者の東條チカさん(@yooochika)が、職業を隠してマンガ教室へ通うことになった話が大変興味深い内容と見事なオチとなっています。新たな技術を身に着けるはずだったのですが……? 窮地の東條チカさん まだ世間でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)が騒がれていないころ、東條さんは「コミックスタジオ(コミスタ)・クリップスタジオ(クリスタ)非互換問題」により窮地に陥っていました。東條さん自身はコミスタユーザーなのですが、同ソフトはすでにクリスタを後継ソフトとしてサポートを終了。スタジオに入ってくる新人はみなクリスタを使っており、両ソフトの原稿データは完全に互換しておらず無駄な労力が発生していました。 東條さんはコミスタを捨てクリスタに乗り換える決意をしますが、今から使い方を覚えるのは難しく、スタッフのリ
日本で作られるアニメのほぼ全てに参加している“動仕会社”ってご存知でしょうか? アニメの絵はアニメーターが描くもの――というのはほとんどの人が知っていますが、最終的にわれわれ視聴者が目にする“絵”や“線”が、「動仕」という工程を挟んだものだということはあまり知られていない気がします。 「動仕」とは読んで字のごとく、「動画」と「仕上」のこと。アニメ制作における動画とは、原画をクリーンアップ(色を塗りやすいように均一な線でなぞる)して、原画と原画の間に中割の絵を加えることを指します。仕上はその動画をスキャンし、彩色を施すこと。 つまり、原画の線は通常そのまま完成画面には使用されず、一度動画の線でなぞったものが、仕上げ用のデータに変換されて最終的な画面に出ます。どんな神原画だったとしても、元の線や動きが拾えていなければ台無しに。そんな重要な部分を担っているのが動仕であり、その工程を専門に請け負う
板岡錦さんが描いた「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」のイラスト(C)2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会 人気アニメ「プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)シリーズの見どころの一つに変身シーンがある。同シリーズで数々の変身バンクや原画を手がけ、“超絶技法”でファンを魅力してきたのが、アニメーターの板岡錦さんだ。10月31日に公開された劇場版最新作「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」(深澤敏則監督)で作画監督を務めたことも話題になっている。板岡さんは「プリキュア」ファンの間では有名ではあるが、これまで取材をほとんど受けたことがないという。謎多き職人・板岡さんとは……。「一人でインタビューを受けるのは初めて」という板岡さんに、超絶技法、名変身シーン、劇場版最新作の作画監督など「プリキュア」シリーズへの思いを聞いた。
NICHE-MEN(ニッチメン)-オレの仕事、アウトですか?<4> 圭輔(27)=仮名=が経営するゲーム会社には、表の顔と裏の顔がある。正式に公表している業務は、家庭用ゲーム開発の孫請け。世間に大っぴらにしていない顔は“18禁”のゲーム制作だ。「従業員の家族に見せるわけにはいかないから」。自身も親きょうだいには内緒にしている。 手掛けてきたのは、アニメ調の美少女と会話し、疑似恋愛のシナリオを進めていくに従って「ごほうび」が待つタイプのゲーム。ただ、自身はこの種のゲームは「苦手。僕が作ると思わなかった」とも言う。それでも作るのは、CGを大量に使うわけではないため、従業員数十人規模でも手が出せるからだ。「規制が緩く、自由に作れる。アダルト目的のプレーヤーを感動させることもできたら、してやったりでしょ」。当てればでかいジャンルだ。家庭用ゲームへ移植されることもあれば、アニメ化、映画化の可能性だっ
2020年4月から放送がスタートし、釣り人からも高い評価を受けているアニメ『放課後ていぼう日誌』。つり人編集部では、自身も根っからの釣り好きという大隈孝晴監督をお招きして、制作現場の舞台裏についてお話を伺いました。 Blu-ray&DVD第1巻発売直前、1万4000文字インタビュー 資料提供=KADOKAWA、動画工房 ©小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部 ※権利者に無断での転載は固くお断りいたします 2020年4月から放送がスタートし、釣り人からも高い評価を受けているアニメ『放課後ていぼう日誌』。コロナ禍による放送休止期間や、作中風景のモデルとなった熊本県芦北町の豪雨被災に見舞われながらも、ついに最終回を迎えます。つり人編集部では、自身も根っからの釣り好きという大隈孝晴監督をお招きして、制作現場の舞台裏についてお話を伺いました。9月25日発売の『つり人』11月号では、釣り人としての
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