県都市計画審議会は10日、ウェブ会議を開き、中信地方と新潟県を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」のうち、安曇野市に新設する区間の計画案を妥当と判断した。県はこれを受けて来週にも都市計画決定する。 新設区間は長野道に新設する安曇野北インター(IC、仮称)を起点に、高瀬川右岸の県道…
県都市計画審議会は10日、ウェブ会議を開き、中信地方と新潟県を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」のうち、安曇野市に新設する区間の計画案を妥当と判断した。県はこれを受けて来週にも都市計画決定する。 新設区間は長野道に新設する安曇野北インター(IC、仮称)を起点に、高瀬川右岸の県道…
中部横断道の静岡~山梨区間が全通。難工事を経てできた新たな道路は、両地域を近くするだけでなく、長野県も「災害に強く」してくれそうです。 トンネル連続、でもそれが大きな意味? 2021年8月29日(日)、中部横断道の下部温泉早川IC~南部IC間が開通し、「静岡~山梨」区間が全通しました。東名・新東名と中央道が高速道路で直結され、SNSなどでは開通を祝う投稿や、早速「走ってみた」動画が多数アップされています。 中部横断道の南部IC(画像:国土交通省)。 静岡・山梨県境部の山深い地域を通り、「トンネルが多い」といった感想も多く見られます。実際、開通した下部温泉早川IC~南部IC間の約13.2kmだけでも、トンネルの数は10本に上り、そのほかの区間でも連続します。ただこの「トンネルの連続」、実は大きな意味を持っています。 というのも、中部横断道のトンネルは長くても5000m未満。このため、石油製品
一部で工事が難航していた中部横断自動車道の山梨と静岡を結ぶ区間が、当初の予定より4年遅れて29日、全線で開通しました。 中部横断自動車道は、静岡から山梨を経由して長野までを結ぶ高速道路で、このうち山梨と静岡を結ぶ74.3キロの区間は平成29年度中に全線が開通する予定でしたが、一部の区間で工事が難航していました。 最後の区間だった山梨県身延町の下部温泉早川インターチェンジと山梨県南部町の南部インターチェンジの間のおよそ13.2キロの工事が終了したことから、当初の予定より4年遅れて29日、全線開通となりました。 身延町の身延山インターチェンジでは関係者およそ130人が出席して式典が開かれ、この中で山梨県の長崎知事は「中部横断自動車道は物流の新たな大動脈となる極めて重要な道路です。経済や観光の活性化など、山々に囲まれた山梨県に計り知れない効果が期待され、山梨、静岡の連携をより一層深めると確信して
中信地方と新潟県を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」計画を巡り、県と安曇野市は1日夜、市内の新設区間の詳細なルート案などについて地域住民に説明した。これまで幅50メートルのルート帯案を「最適」として公表していたが、さらに絞った幅9・5メートルのルート案を提示。県の担当者は「年内の…
信号のない環状の交差点「ラウンドアバウト」を、高速道路IC付近に設けるケースが増えています。円形構造の道路を設けることで様々なメリットがありますが、一部「ラウンドアバウトっぽい」道路も存在します。 なかには「ダブル」も 高速道路IC付近のラウンドアバウト ヨーロッパを発祥とする信号のない円形の交差点「ラウンドアバウト」。2014(平成26)年9月の道路交通法改正によって「環状交差点」の名でその通行ルールが定められて以降、2020年春には全国100か所以上まで導入されましたが、これを高速道路ICの近くに設けるケースも増えています。 最初に設けられたのは、東海環状道の鞍ヶ池スマートIC(愛知県豊田市)です。こちらは、内回り側と外回り側のPAに付属した料金所から、それぞれランプウェーがラウンドアバウトへ伸び、ラウンドアバウトから県道までは1本のアクセス道路が通じているという構造です。 地元の豊田
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、NEXCO東日本など高速道路各社は、今月29日からの大型連休の期間中、地方の高速道路について、休日割引を適用しないと発表しました。そのうえで、帰省や旅行など、都道府県をまたぐような不要不急の移動を自粛するよう呼びかけています。 また、高速道路各社は、サービスエリアやパーキングエリアにあるレストランや土産物店に対して営業を自粛するよう要請を行ったということで、それぞれの店舗の情報についてはホームページなどで確認してほしいとしています。 一方、物流業務に支障が出ないようガソリンスタンドやシャワーなどの設備については、通常どおり営業を継続するということです。 高速道路各社は、新型コロナウイルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が出される中、帰省や旅行など、都道府県をまたぐ不要不急の外出を自粛するよう呼びかけています。
台風19号による道路崩落で通行止めが続いている上伊那郡南箕輪村の国道361号権兵衛トンネルについて、国土交通省は16日、片側交互通行で19日午後5時に通行を再開すると発表した。崩落箇所に仮橋を架ける工事は16日時点で8割ほどが完了。上伊那地方と木曽地方を結ぶ主要幹線の寸断は、約2カ月ぶりに解消される見通しとなった。 一方、有識者らによる同省の災害復旧技術検討委員会は16日、伊那市内で3回目の会合を開き、本復旧について、道路崩落箇所を補強した上で崩落前と同じ場所に道を通すとする工事方針を了承した。ただ、本復旧に向けた工事の着手時期は未定という。 仮橋は鉄骨製で長さ15メートル、幅4メートル。トラックや観光バスも通れる。トンネルの伊那市側出入り口付近に、新たに橋台を作り、権兵衛2号橋の橋台との間に仮橋を設置。片側交互通行区間は約300メートルで、安全面を考慮して連続雨量が60ミリに達した場合な
4車線化工事が完了した上信越道信濃町―妙高高原インター間。左の下り車線が今回整備された=29日午後3時46分、信濃町 東日本高速道路新潟支社は29日、上信越道信濃町インター(IC、上水内郡信濃町)―上越ジャンクション(JCT、新潟県上越市)間で唯一、対面通行の暫定2車線が残っていた3カ所計8・8キロ区間について、12月5日から4車線化すると発表した。藤岡JCT(群馬県藤岡市)から上越JCTまでの全線約203キロが全て4車線となり、上信越道整備が完了する。 信濃町IC―上越JCT間の4車線化は、2014年に着工。昨年12月に新たに5カ所計15・9キロ区間が4車線になった。今回、残る2車線区間での工事を終え、5日午後3時から全て4車線となる。このうち信濃町―妙高高原IC間の1・9キロ区間は先行して既に4車線の通行が可能になっている。 着工時は18年度中に全区間で工事を終える予定だったが、地滑り
県は22日、国道254号「三才山トンネル有料道路」(上田市―松本市、15・2キロ)を2020年9月1日から無料化すると発表した。管理運営する県道路公社による借入金返済の見通しがたち、当初設定した料金徴収期間を約9カ月短縮する。 現在は三才山トンネルなど二つのトンネルを含む「三才山区間」が普通車で520円。松本トンネルを含む「松本区間」が午前6時〜午後10時は全車種100円で、夜間は無料。両区間を無料化する。 建設費は約209億円、近年の年間維持費は約1億3千万円で、整備時は21年6月に返済を終える計画だった。18年度末までの累計利用台数は約1億2650万台で計画より2割ほど多く推移しており、無料化前倒しを決めた。 県会11月定例会で関連議案可決後、国土交通省から徴収期間変更の許可を得る予定。 県は昨年8月に平井寺トンネル(上田市)を無料化。国道142号新和田トンネル(岡谷市―小県郡長和町)
安倍晋三首相は25日の非常災害対策本部会議で、台風19号を大規模災害復興法に基づく「非常災害」に指定し、上伊那郡南箕輪村の国道361号「権兵衛トンネル」入り口付近と東御市道「海野宿橋」の2カ所を含む全国6カ所の自治体管理道路の復旧を、国が直轄事業として代行すると明らかにした。同法適用は2016年の熊本地震以来2例目。 被害規模が大きく高度な技術が必要なため、県や市町村だけでは対応が困難と判断、国の主導により復旧を加速させる。 国土交通省によると、国が地方自治体に代わって復旧工事を担うのは長野県内では2カ所。権兵衛トンネルの入り口付近では路面が崩落。しなの鉄道の線路をまたぐ海野宿橋は土台が損傷し崩落した。 調査や仮復旧を経て、本復旧までの工事を国が行う。ともに完了時期は未定。同法に基づく権限代行は、通常の災害復旧事業と同様に費用の3分の2を国が負担する。残り3分の1は地方負担分となるが、国が
国道361号権兵衛トンネル付近で土砂崩落があった現場。橋脚付近の土がえぐられている=20日午前11時8分、南箕輪村 上伊那郡南箕輪村の国道361号権兵衛トンネル入り口付近で20日朝、土砂崩落が見つかり、県伊那建設事務所(伊那市)などは同国道の南箕輪村「中の原交差点」―木曽郡木曽町の「日義神社入り口交差点」間17・7キロを通行止めにした。橋台近くの土砂が崩れ落ち、橋や道路が沈下する危険があるため。通行規制は長期化する可能性がある。木曽、上伊那両地方を結ぶ主要道路が通れないことで通勤や買い物に影響が出そうだ。 同事務所は同日朝、高さ30メートル以上ある「権兵衛2号橋」の橋台付近の土砂が、流れ込んだ湧き水で大きくえぐられている現場を確認。土砂は橋や連結する道路を支えており、車両が通行すると道路部分が沈んで崖に落ちる恐れがあると判断した。 同事務所は同国道を定期的に点検。18日に見回った時には土砂
10月に消費税率が引き上げられるのに伴い、高速道路各社は引き上げ分を通行料金に上乗せすることを決めました。 このため、ETCを搭載した普通車の場合、通行料金はこれまで距離に応じて300円から1300円でしたが、10月1日以降は最大料金が20円上がって1320円になります。 一方、東日本高速道路、西日本高速道路、中日本高速道路の3社も今の料金に消費税率の引き上げ分を上乗せしたうえで、原則10円未満の端数を四捨五入しますが、料金が1万円を超えた場合は、100円未満の端数を切り捨てます。 このほか、本州四国連絡高速道路も今の料金に消費税率の引き上げ分を上乗せしたうえで、10円未満の端数を四捨五入することにしています。
この道がすごい、たまらない、行ってみたい ~道まとめ Close Encounters of the Road. いつも歩いたり走ったりしている「道」ですが、この度デイリーポータルZは道が大好きだということがわかりました。一風変わった道の記事をお楽しみください。つまり道との遭遇というわけで、道にまつわる記事をまとめました。
旧豊橋本線料金所跡地が「予約制駐車マス」併設のPAとしてオープン! NEXCO中日本は2019年4月5日(金)、東名高速の下り線に新設する豊橋PA(愛知県豊橋市)において、「駐車場予約システム」の社会実験を4月12日(金)13時から開始すると発表しました。 拡大画像 豊橋PAの概要。駐車場が予約エリアと一般エリアに分かれ、予約エリアの前後にはゲートも設けられる(画像:NEXCO中日本)。 豊橋PAは、2007(平成19)年に廃止された旧豊橋本線料金所跡地を活用したもので、今回の実験開始と同時オープン。駐車場は「予約エリア」と「一般エリア」に分かれており、予約エリアには特大車用6台と大型車用15台分(小型車用なし)、一般エリアには小型・大型兼用44台分(小型車換算)の駐車マスが、それぞれ整備されます。 予約エリアは物流事業者の利用を想定したもの。利用者は、ウェブ上のシステムにおいて会社情報や
高速道路の最高速度(法定速度)と言えば、1961年(昭和35年)からずっと100km/hのままでしたが、2017年11月より新東名高速道路、同12月より東北自動車道のそれぞれ一部区間で試験的に110km/hに引き上げられました。新東名では110km/hになって半年が経過しましたが、最高速度が10km/h引き上げられたことで、交通事故や速度違反の発生件数にどのような変化があったのでしょうか? 新東名110km/h区間の速度表示や追い越し車線を走るトラック 静岡県警高速隊が5月10日に発表した新東名110km/h区間の交通事故発生状況によると、 ・人身事故の発生件数は13件(前年同期比9件減) ・物件事故の発生件数は88件(同11件増) これに対し、静岡県警高速隊は「いずれも事故原因は前方不注意などによるもので、最高速度が110km/hに引き上げられたことで起こった交通事故ではない」とのことで
松本市がインター整備方針を示した新村地区の田園地帯。右側が県道松本環状高家線でインターに接続する=19日 松本市は19日、国土交通省が進める中部縦貫道「松本波田道路」(5・3キロ)整備事業について、波田インター(仮称)とは別に、市負担でインター2カ所を追加設置する方針を示した。予定地は、長野道と結節する松本ジャンクション(仮称)に近い和田地区と、同道路中間付近の新村地区で、ともに県道との接続を想定。今後、国や県と協議する。 19日の市議会建設環境委員協議会で明らかにした。市は地域からのインター設置要望を受け、検討を進めてきた。市建設部によると、地域活性化を目的に地元自治体が整備、維持管理を担う「追加インター」制度の活用を想定。和田地区に整備するインターは県道新田松本線、新村地区のインターは県道松本環状高家線と接続する。両インターの区間距離は約2キロ。詳細な整備費は未定だが、1インターにつき
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