サッカーJ2松本山雅FCの運営会社の大月弘士社長は2日、信濃毎日新聞の取材に答え、J1に昇格する来期の予算を15億~16億円に増額する考えを示した。11億円程度を見込む今期決算から最大5割近い増加で、現在のスポンサーにスポンサー料のほぼ倍増を要望するほか、新規スポンサーも開拓する方針。また、長野県松本市が同市惣社に整備中のかりがねサッカー場(仮称)近くに民間から土地を借り、練習時の拠点となる簡易施設を設ける方針も明らかにした。 公表されている2013年度の決算資料によると、J118クラブの売上高に当たる営業収益は57億円から12億円。30億円以上が12クラブ、20億円を下回ったのは4クラブで、松本山雅が増額してもJ1では下位となる。大月社長は「今の戦力、今の強化費の順位からすれば厳しい戦いを強いられる。それは覚悟の上で勝負する」と話した。 新規スポンサーの開拓については「南信、東信はあ