セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂とセブン―イレブン・ジャパン(いずれも東京)は24日、埴科郡坂城町で移動販売車「あんしんお届け便」の運行を同時に始める。イトーヨーカ堂は全国初で、セブン―イレブンは全国で8番目の試み。小売店の撤退などで全国的に問題になっている「買い物弱者」を支える狙いだ。年内にイトーヨーカ堂は小県郡長和町、セブン―イレブンは東御市に運行地域を拡大する。 イトーヨーカドーアリオ上田店(上田市)が坂城町で走らせる移動販売車は、3トントラックを改造。肉、魚、野菜などの食料品、日用雑貨や肌着など計500品を並べ、週4日運行。公民館などに停車して販売する。セブン―イレブン信州鞍掛店(東御市)の移動販売車も同町に週2日出向き、軽トラックに弁当やサンドイッチ、アイスクリーム、日用雑貨など150品を積んで町内を巡回する。 いずれも商品は店舗と同価格で販売。車内にない商