地方の生産者や住民との交流ツアーを企画する「あうたび」(東京)が18日、佐久市や佐久穂町にある酒蔵や農家らとテレビ会議アプリで交流するオンラインツアーを開いた。新型コロナウイルスの影響で外出が難しい中、売上減に悩む生産者の支援も目的に企画。首都圏を中心に北海道や熊本県などから参加した約40人が旅気分を味わった。 交流ツアーで付き合いがあった同社と黒沢酒造(佐久穂町)の黒沢孝夫社長(45)らとの話し合いでテレビ会議の利用を思い立った。佐久市のチーズ工房「ボスケソ」や信州サーモンを養殖する同町の「八千穂漁業」など4業者に声を掛け、この日はリレー形式で各社を順に紹介した。 黒沢酒造では、杜氏(とうじ)の黒沢洋平さん(39)が酒蔵内の発酵タンクなどをスマートフォンのカメラで映して紹介。参加者は事前に購入した4業者の商品を詰めた「応援セット」を味わいつつ閲覧した。セットの一つで、雪の中で熟成した日本