県松本保健所管内(松本市、塩尻市、安曇野市、東筑摩郡5村)で新型コロナウイルス感染者が確認されてから自身を感染者だとするデマが広まっているとして、松本市の建築業「小林創建」社長の小林稔政さん(46)が自社ホームページ(HP)などで否定し続けている。県発表の感染者情報と一致する点はなく、近く、不安や風評をあおるのは残念―などとする新聞広告も出す。 自らに向けられたデマを小林さんが知ったのは、県が感染者確認を発表した日の翌日の2月26日。取引先からの、こんなうわさ話を聞いたが―との確認の電話だった。数日後には、会社名まで記して小林さんと妻が感染者だとするツイッター(短文投稿サイト)の書き込みを確認。会社周辺の施設名を挙げ、「近辺は注意してください」などと記されていた。 県によると、県内の感染者は同保健所管内在住の60代男性会社役員とその妻だが、小林さんは40代で独身。それでも会社に1日数件の問