ステーキチェーン「ペッパーランチ」を運営する「ペッパーフードサービス」(東京都墨田区)は5日、東京、大阪、埼玉など7都府県の計7店舗で食事をした客が病原性大腸菌O(オー)157による食中毒を発症したと発表した。 発症者は子供を含む計11人で、重症者の報告はないという。 同社によると、11人は、東京、大阪、京都、奈良、埼玉、山口、愛媛の各1店で食事をし、その後、O157による食中毒を発症。このうち、山口県防府市の山陽自動車道・佐波川サービスエリアの店舗では、8月23、24日に食事をした男児3人を含む4人が発症したため、同県は同店が原因と判断し、今月5日から3日間の営業停止処分とした。 発症者はいずれも、熱した鉄皿で、生のオーストラリア産牛肉の「角切りステーキ」を焼いて食べたとみられる。客が焼き加減を調節できるため、食中毒菌に汚染されている場合、早く食べると菌が残っている可能性があるという。