非常に強い台風15号は午前10時現在、那覇市の北北西約300キロの海上にあり、時速20キロで北西に進んでいる。台風の中心気圧は910ヘクトパスカルに下がっている。沖縄気象台の観測史上最も低い908・1ヘクトパスカル(1959年、宮古島)に近い強さとなっている。 現在大東島地方、沖縄本島、久米島が暴風域に入っている。宮古島が午後6時から9時までの間に暴風域に入る見通し。暴風域を抜けるのは、大東島地方は26日夕方ごろ、本島中南部は27日昼前、北部は昼すぎから夕方にかけて、宮古島は27日明け方ごろとみられる。 台風の中心から半径310キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径650キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっている。予想される中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。 【琉球新報電子版】 (琉球新報)