国内で最も古い源頼朝像として甲府市の甲斐善光寺に伝わる木像は、一部が欠けるなど劣化が深刻なことから修復されることになりました。寺に残る記録によりますと、修復は初めてで「教科書でも紹介されている頼朝像のため、できるだけ早く修復したい」としています。 寺によりますと、表面に塗られた漆がはがれたり一部が欠けたりするなど劣化が深刻になっているということです。 このため博物館などへの貸し出しを取りやめていますが、このままでは重大な破損を招くおそれもあるため甲斐善光寺は修復する方針を決めました。 寺に残る記録では、頼朝像が伝わった1558年以降、修復は初めてだということです。 修復作業の開始時期などは未定ですが、県の教育委員会も「劣化は確認しており協力したい」としています。 甲斐善光寺の吉原知仙副住職は「像を動かすたびに木片が落ちるような状況で劣化が進んでいる。教科書でも紹介されている頼朝像のため、で