27日午後4時20分頃、東京都新宿区四谷のJR中央線四ツ谷駅で、携帯電話を見ながらホームを歩いていた都内の小学5年の男児(10)が約1・1メートル下の線路に転落した。 直後に八王子発東京行きの中央線快速電車(10両編成)が進入したが、男児はホーム下の隙間にいたため、電車と接触せずに無事だった。 警視庁四谷署やJR東日本によると、男児は一人で学習塾に通う途中だった。男児は携帯電話に気を取られていたため、足を滑らせたとみられるという。 運転士は転落した男児に気づいて急ブレーキをかけたが、電車は転落場所から20メートルほど過ぎてから停止した。東京消防庁によると、男児はホームの隙間にあおむけに倒れ込んでおり、泣きじゃくっているところを救出された。病院に搬送されたが、鼻や口に軽いケガをしただけで命に別条はないという。