中信地方と新潟県を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」計画を巡り、県と安曇野市は1日夜、市内の新設区間の詳細なルート案などについて地域住民に説明した。これまで幅50メートルのルート帯案を「最適」として公表していたが、さらに絞った幅9・5メートルのルート案を提示。県の担当者は「年内の…
中信地方と新潟県を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」計画を巡り、県と安曇野市は1日夜、市内の新設区間の詳細なルート案などについて地域住民に説明した。これまで幅50メートルのルート帯案を「最適」として公表していたが、さらに絞った幅9・5メートルのルート案を提示。県の担当者は「年内の…
前代未聞の事態となった中央自動車道・笹子トンネル事故。懸念されてきたインフラ老朽化問題が最悪の形で顕在化した。悲鳴を上げるインフラは、日本経済を一段と苦しめかねない。 「考えられる最悪の事態」 ある大手ゼネコン関係者は表情をこわばらせる。12月2日、山梨県の中央自動車道・笹子トンネルで起きたコンクリート製天井板の崩落事故。1枚1トンを超す巨大な天井板が、およそ110mにわたって無数に落下し、複数の自動車を乗員もろとも押しつぶすという極めて深刻かつ痛ましい被害をもたらした。 今回の事故では、天井板を吊る金具の脱落で、天井が崩落したもよう。この吊り金具の老朽化が主因だったと見られる。金具は吊り天井から高さ5mの暗い場所に設置され、「非常に点検作業がしにくい環境」とゼネコンや道路会社の関係者は指摘する。 実際、中央道を管理運営する中日本高速道路も目視による点検のみで、ハンマーを使った「打音点検」
国土交通省が本年度にも着工する飯田市―浜松市間の三遠南信道「青崩(あおくずれ)峠道路」(13・1キロ)のトンネル予定ルートは、国内最大級の断層・中央構造線の西側を通るルートで設計が進む。地質がもろい同構造線東側からルート変更はしたものの、同構造線近くを通過することから難工事を懸念する専門家もいる。 同省飯田国道事務所(飯田市)によると、トンネル区間は約5キロ。同構造線とほぼ重なる国道152号の西側を通る。長野―静岡県境の青崩峠(1082メートル)の西約700メートルを通過する見通しだ。 同事務所によると、青崩峠の南には同構造線を横切る草木トンネル(1311メートル)が1994年に完成。東側出口から北へ道路を延ばして三遠南信道の一部にする計画だったが、地盤がもろく、同構造線西側にトンネルを掘るルートに変更となった。 結晶片岩などが分布する同構造線の東側に対し、西側は花こう岩やその変成岩
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く