スペインの小説「ドン・キホーテ」の作者、セルバンテスのものとみられる遺骨が見つかり、死後400年近くがたつなか、貴重な発見だとして関心を集めています。 調査はおよそ1年前から赤外線カメラやレーダーなどを使って進められていました。その結果、このほどマドリードにある修道院の地下およそ1.3メートルの場所に、10人以上の遺骨とともに埋葬されているのを突き止めたということです。 セルバンテスは1616年に亡くなり、この修道院に埋葬されましたが、その後、修道院が改築される際、墓が移されたとみられ、新たな場所が分からなくなっていました。 研究チームは、遺骨は損傷が激しく、セルバンテス本人のものだけを取り出して確実に証明することは難しいと説明していますが、「歴史的な事実などから、今回見つかった遺骨の中にはセルバンテスのものも含まれていると確信している」と結論づけています。 来年でセルバンテスの死後400