長野県松本市の山あいにある扉温泉に通じる県道が雪の重みなどで倒れた木で29日夕方から通れなくなり、温泉の利用客や従業員など、120人が孤立した状態になっています。 このため、県道は扉温泉までのおよそ2キロが通行止めになっています。 扉温泉に警察官や消防隊員など6人が徒歩で入って調べたところ、この地区には旅館1棟と温泉施設、それに住宅などがあり、温泉の利用客や従業員など120人が孤立した状態となっているほか、停電が起きているということですが、けがをしている人や体調が悪くなった人はいないということです。 松本市では、災害対策本部を設置し、警察や消防と連携して倒木の撤去などを進めていますが、停電の復旧や通行止めの解除の見通しは立っていないということです。