地球温暖化の予測の精度を高める気候変動観測衛星「しきさい」など2機の衛星を載せたH2Aロケット37号機は、23日午前10時26分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、およそ16分後の午前10時40分すぎ、1機目の衛星「しきさい」を予定の軌道に投入することに成功しました。 ロケットはこのあとエンジンを逆噴射して高度を下げ、高度482キロ付近で2機目の衛星の「つばめ」を分離する予定で、打ち上げの成否は正午すぎに判明する見通しです。
NASA=アメリカ航空宇宙局は、冥王星に今月、最接近する予定の無人探査機が撮影した冥王星の最新の画像を公開し、より鮮明になっていく姿に、研究者の間では冥王星の実態解明に期待が高まっています。 NASAが今回公開したのは、「ニューホライズンズ」が5月下旬から先月下旬にかけて撮影した画像を加工したもので、中央に見える冥王星と、周回する冥王星最大の衛星「カロン」の姿が、前回公開された画像よりも鮮明に写し出されています。また、別のカラー画像では、冥王星が、全体に茶色で、下の半球に黒い部分が広がっていることが分かります。 これについて研究チームの1人は、「黒い部分が何かまだ分からないが、今後が楽しみだ」と述べ、冥王星の実態解明に期待を示しました。「ニューホライズンズ」は、冥王星に最接近する際に、地表の詳細な画像の撮影や大気の成分調査などを行う計画で、太陽系の起源の解明につながるデータも得られるのでは
4年前、世界で初めて小惑星の微粒子を地球に持ち帰った日本の探査機「はやぶさ」の後継機、「はやぶさ2」が3日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 「はやぶさ2」は午後3時10分ごろ、予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。 「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機は、午後1時22分、打ち上げの5秒前に1段目のメインエンジンに点火され、ごう音と共に発射台を離れました。 補助ロケットや1段目を切り離して上昇し、打ち上げからおよそ1時間47分後の午後3時10分ごろ、「はやぶさ2」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。 「はやぶさ2」は、2003年に打ち上げられ、地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」から、たび重なるトラブルを乗り越えて、4年前、地球に帰還した「はやぶさ」の後継機です。 前回の「イトカワ」とは違う水や有機物を含む別の小惑星から石や砂を地球に持ち帰
文部科学省は23日、寿命で地球に落下しつつある米国の大気観測衛星(UARS)について、大気圏に再突入するとみられる日本時間の24日未明から午前にかけて、衛星が日本付近の上空を通過する可能性は3回との試算結果を公表した。 同省によると、米航空宇宙局(NASA)の情報を基に宇宙航空研究開発機構が衛星の軌道を計算したところ、24日午前2時に北方領土付近、同3時半に愛知、岐阜、福井県など中部地方付近、同5時に沖縄本島の南側の上空を通過すると見込まれているという。 この際、高度が下がった衛星が大気圏に突入すれば、数分で破片が地表に到達する可能性がある。NASAによると、人に破片が当たる確率は3200分の1で、特定の1人に当たる確率は20兆分の1以下になるとしている。
「はやぶさ」のカプセル回収 6月14日 19時15分 7年にわたる宇宙の旅を終えた日本の小惑星探査機「はやぶさ」から分離され、オーストラリアの砂漠に落下したカプセルは、日本時間の14日午後、予定どおり回収され、目立った損傷はないということです。カプセルには小惑星の石が入っている可能性があり、今後、日本に持ち帰り、中身の詳しい分析を進めることにしています。 「はやぶさ」は日本時間の13日午後11時前、大気圏に突入し、本体は燃え尽きましたが、小惑星の石が入っている可能性のあるカプセルは分離され、オーストラリア南部のウーメラ砂漠に落下しました。ウーメラ砂漠は、日本の国土のおよそ3分の1の広さがあり、人が住んでいないことなどから今回、カプセルの落下地点に選ばれました。カプセルの回収作業は、落下地点が先住民のアボリジニの聖地にあたるため、アボリジニの代表の了解を得たうえで行われ、14日午後、安全を確
「世界に冠たる快挙」なのに予算は減額? 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは14日、冒頭の仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の“現金さ”にあきれる声も出ている。 菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な一ページを加えた」との談話を発表した。 しかし、後継機の開発費は、麻生政権の2010年度予算概算要求時の17億円が、鳩山政権の概算要求やり直しで5000万円に、さらに「事業仕分け」を経て3000万円まで削られた経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11年度予算は検討したい」と述べた。
小惑星探査機「はやぶさ」が7年にわたる長旅を終え、ついに6月13日(日)、地球へ帰還します。成功すれば人類初となるミッションを託されているはやぶさ、はてなブックマークでも帰還を祝うメッセージが多数寄せられ、お祝いムードが高まっています。今回は、「はやぶさって何?」という疑問からこれまでの旅の様子、帰還当日のイベント情報まで、「はやぶさ帰還」に向けてチェックしておきたいエントリーを集めてみました。 ■「はやぶさ」って何? まずは「はやぶさ」とは一体何なのか、どんなミッションを託されていたのかをおさらいしてみましょう。 ▽http://hayabusa.jaxa.jp/ ▽地球まであと6000万km!小惑星探査機「はやぶさ」がいよいよ帰還へ - はてなニュース ▽次の日曜日は「はやぶさ」の帰還を見守ろう - エキサイトニュース 「はやぶさ」とは、小惑星「イトカワ」の表面の物質(サンプル)を地球
6月13日(日)に地球に帰還予定の小惑星探査機「はやぶさ」。あらゆるメディアで帰還に関する特集や記事が打ち出されたり、日本酒などのグッズが販売されたりと「はやぶさフィーバー」が巻き起こっていますが、ニコニコ生放送でも、はやぶさの帰還を祝した特別番組が放送されるとの事です。 ▽http://blog.nicovideo.jp/niconews/2010/06/007944.html はやぶさの帰還予定日である6月13日(日)22:00~放送されるこちらの番組。放送内容ははやぶさの歴史や出来事を、専門家や宇宙好きのパネラーと振り返ったり、オーストラリアに落下予定のはやぶさのカプセルを、ニコニコユーザーの現地特派員が撮影に挑戦するというもの。さらに、帰還が成功すれば、視聴者で「おかえり!」と言うことを最大の目的としているそうです。 無事帰還した際は、画面が「おかえり!」コメントで埋め尽くされそう
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