今月からタイに輸出を開始した福島県沖で取れたヒラメについて、タイの消費者団体などから安全性に懸念があると不安の声があがっているとして現地で行われていたPRイベントが中止となりました。 しかし、福島県によりますと、タイの消費者団体が「原発事故の汚染水が流れ込んだ海の魚は危険だ」などとして、タイ政府に対し、福島県産のヒラメを提供する日本料理店の名前を公表するよう求めるなど、現地ではSNSを中心に不安の声があがっているということです。 このため日本の商社などでつくるPRイベントの主催者は、混乱を避けるため、現地のイベントの中止を決めたということです。 福島県からタイには、これまでに130キロほどのヒラメが輸出されましたが、半分近くが消費されないままの状態だということで、事実上、輸出はストップする形になりました。 記者会見した福島県の市村尊広県産品振興戦略課長は、「イベントの中止はやむをえないが、