キャラクターはクールジャパンの「一丁目一番地」 12月15日、東京大手町で「クリエイティブ・エコノミー研究会 キャラクタービジネス オープンミニシンポジウム」が開催された。これはクールジャパン政策を推進する経済産業省が、実業界の先進的な取り組みや課題を共有し、分野を越えた連携を図るために開催する連続シンポジウムの皮切りとなるものだ。 本連載でも繰り返し、アニメやそこから派生するキャラクタービジネスの海外展開の難しさを取り上げているが、果たしてどんな議論が交されたのだろうか? その概要を紹介しよう。 まず、シンポジウムの開始にあたり、経済産業省の三原龍太郎氏から挨拶があった。 三原氏は、失われた10年に加え、震災が日本の産業・経済を破壊し、その復興が求められるなか、経済産業省はコンテンツ産業に期待と注目を寄せているとし、食やファッションなどもその範疇に含むクールジャパン政策を議論するシンポジ