JR東日本の深沢祐二社長は5日の定例記者会見で、中央東線の特急「あずさ」の県内停車本数を減らすダイヤ改正を見直すよう沿線首長から要請されたことについて、「地元の皆さんとのコミュニケーションが足りなかった。唐突だったという指摘を深く受け止めたい」と述べた。3月のダイヤ改正は「ご理解いただきたい」とし、見直さない考えを示した。 深沢社長は「到達時間短縮と停車駅をどうするかは、相反する課題」とし、新型車両導入に合わせて高速化を図ったと説明。「高速バスとの競合にさらされているのも事実。どう競争力を高めていくのかを考えていかなくてはならない」とした。 地元への事前説明は「どういう形で、どこまで細かくやるかはなかなか難しい」と説明。将来の見直しは「定例的に柔軟にやっていく。臨時列車を走らせる中で利用推移を見て、地元の皆さんと丁寧に話したい」とした。 3月16日のダイヤ改正は、松本―新宿間のあずさの平均