地方の国道沿いで新鮮な野菜や果物を売る「農産物直売所」が、日本の農業を静かに変えつつある。1990年代半ばから増え始め、いまや全国で約1万3千施設と、コンビニ最大手「セブン−イレブン」の店舗数1万2467店(8月末時点)を上回る。農産物の全流通量の5%は直売所ルートといわれ、国やJAも無視できない存在に成長してきた。それは後継者難に悩む農家にとって農業を続けていくための“希望”にもなっている。
地方の国道沿いで新鮮な野菜や果物を売る「農産物直売所」が、日本の農業を静かに変えつつある。1990年代半ばから増え始め、いまや全国で約1万3千施設と、コンビニ最大手「セブン−イレブン」の店舗数1万2467店(8月末時点)を上回る。農産物の全流通量の5%は直売所ルートといわれ、国やJAも無視できない存在に成長してきた。それは後継者難に悩む農家にとって農業を続けていくための“希望”にもなっている。
都心部で自転車通勤の新しいスタイルを模索する試みが広がっている。自宅の最寄り駅に自転車を預けるのではなく、会社周辺まで走るロングライド(長距離走行)を支援するための、駐輪場のレンタルやエイドステーションの設置などだ。満員電車の“痛勤”とは無縁だし、運動不足も解消、エコロジーにも貢献…とメリットは多いが、駐輪場不足など、まだまだ課題も。関係者は「きっかけや問題提起になれば」と話す。(篠原知存) 自転車を止めたら、貸しロッカーからスーツを取り出してシャワー室へ。汗を流し、ネクタイを締めて出勤。駐輪場とシャワー施設などを備えた「ランナーズステーションプラスバイク麹町」(東京都千代田区)では毎朝、サイクリストのそんな姿が見られる。 同店はもともと皇居ランナー向けの施設として開業したが、今年2月から駐輪場とロッカーを利用できるバイク会員を募集。月額2万3千円と、ちょっと“割高”だが、約20台の月極利
小学生の学力低下が問題となるなか、国語辞書がブームになっている。辞書市場は、少子化や電子辞書の普及で縮小傾向にあったが、調べた言葉に付(ふ)箋(せん)をはる「辞書引き学習」というユニークな学習法をきっかけに注目度がアップ。出版各社も、軽量化や耐久性向上など小学生向け辞書のテコ入れを図り、売り上げが倍増する辞書も出ている。 「辞書引き学習」を考案したのは立命館小学校(京都市)の深谷圭助校長(43)。「この学習法は知的好奇心を身に付けるのに役立つ。遊び感覚でやる気を引き出し、やればやるだけ自信にもつながる」と話す。 学習法は簡単。(1)机の上にカバーを外した状態で辞書を置いておく(国語の勉強時間以外も)(2)引いた言葉を付箋に書いて、そのページにはる。 あとは好きな言葉、気になる言葉を引いていくだけ。「頑張った分だけ付箋が増え辞書はふくらむ。目に見える成果が出ると、子供たちはますます引きたくな
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