「江南スタイル」が米ビルボードチャートで2位になるなど、世界的に大ヒットしている韓国人男性歌手PSY(サイ)。ところが、韓国人スターのグッズなどを売る「韓流ショップ」が集まる東京都新宿区のJR新大久保駅周辺での人気はさっぱりだ。PSYが受けない理由を調べると、韓流をめぐるシビアな世界が浮かび上がる。 「この辺でPSYのグッズを探しているお客さんはいません」。新大久保の韓流ショップの男性定員は、こう断言する。 東方神起、チャン・グンソク、ペ・ヨンジュン…。この店には、テレビなどで見かける韓国人スターのポスターやカレンダー、ボールペンなどが所狭しと並ぶ。しかし、PSYのグッズはない。 PSYのグッズが存在していないわけではない。インターネットでは販売されている。しかし、別の店の女性店長も「CDはあるけれど、それだけ。グッズは入荷しても売れないだろう」ときっぱり。 竹島問題など日韓関係の緊張は不