人気テレビアニメ「サザエさん」の主人公の母親「磯野フネ」の声を40年以上にわたって務めた俳優の麻生美代子さんが、先月25日、老衰のため、東京都内の自宅で亡くなりました。92歳でした。 このうち、人気アニメ「サザエさん」では、放送が開始された昭和44年から平成27年まで46年間にわたって、主人公の母親である「磯野フネ」の声を務め、にぎやかな一家をあたたかく見守る役を好演しました。 また「アルプスの少女ハイジ」では、主人公のハイジを厳しく教育する大富豪の執事、「ロッテンマイヤー」の声を担当し、存在感のある脇役を演じました。 そして、NHKの音楽番組「きよしとこの夜」でもナレーションを担当したほか、自身も俳優として、朝の連続テレビ小説「つばさ」などに出演しました。 所属事務所によりますと、麻生さんはことし3月までテレビ番組のナレーションを務めるなど精力的に活動を続けていましたが、先月25日、老衰