日本電気株式会社(以下NEC)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)は、データセンター(以下 DC)内の通信機械設備の空調におけるノンフロンの新冷媒(以下 新冷媒)(注1)を用いた冷却システム(以下 本システム)を開発し、共同実験を行いました。その結果、空調消費電力を従来の冷却システムと比較して半減(注2)できることを実証しました。 本システムは、新冷媒(ノンフロン)を世界で初めて空調設備として実用化し、既存フロア、サーバルーム等への設置が容易な構造とすることで、消費電力削減および地球環境負荷の低減に貢献することが期待されます。 ICTの活用拡大によりDCの市場は、年率10%以上で増加(注3)しています。また、首都圏における全消費電力の約12%が通信装置等による(注4)電力量と言われており、環境保護の観点からも消費電力の低減が課題となっています。特にDCの消費電力の約3