あなたの会社で、一般人の方をあやめてしまうような、言ってみれば取り返しのつかない不祥事が起きたとします。その一年後の当日に、亡くなられたかたがいれば命日にあたる日に、会社の経営者は被害者を訪問して花を手向ける等お詫びの意を直接表明するものではないでしょうか。個人で言うなら、交通事故を起こしてしまい人をあやめてしまったら、やはり命日には被害者宅を訪問して許されないものであってもお詫びの気持ちを直接伝えるのが常識的な対応ではないでしょうか。例えば、先方に快くは迎え入れられないとしても、「会いたくない」と追い返されることになったとしても、です。人として、取り返しのつかないことを起こしてしまった責任とは、そういう形で償いを続けていくものではないのかと。 昨日、1年前の大変な出来事を思い出しつつ国民が沈痛な面持ちに浸った3月11日、東京電力の西沢社長は「福島の地で決意を語りたかった」としながらも、被