一見似たようなスタイルとして認識されやすい両チームであるが、実はそのゲームモデルやメカニズムは異なる部分も多い。以前行った「ゲームモデル分析」では、誌面の都合もあり「攻撃」は単に「攻撃」という大雑把なくくりでゲームモデルを予想したが、実際にゲームモデルを現場レベルで機能させる際にはより細かい区分(攻撃→ビルドアップ、崩し……など、守備→プレッシング、ブロック守備……など)に局面を分割して主原則、準原則を設定するのが一般的である。そこで、今回は以前のものよりも狭く深い比較を行うため、攻撃における「ビルドアップ」と「崩し」に局面を絞って分析・比較を行い、最後に少しだけサッカーの分析におけるデータの解釈の難しさについて考えてみたい。
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