先日、琉球大学でとある学会が開催され大学時代の友人が沖縄へやってきた。 学会最終日、航空便の都合でできた空き時間で久々に沖縄のフィールドを歩きたいという。 潜るには装備がないし、クイナを探すのは時間帯の問題で難しそう。どうするかという段になって友人が 「沖縄在住の頃に恐ろしく大きな竹を見つけた。女性の胴回りくらいあったのではないかと思うが、写真を撮り忘れたので誰に話しても信じてもらえない」 という話を聞かせてくれた。 それは面白い。ターゲットが決まった。 ▲潮が良かったのでちょっと磯遊びも。 友人が巨大な竹を見たというのは沖縄本島北部の山林地帯。当時の記憶を頼りにレンタカーを走らせる。 ▲友人も僕も久々となる北部の森。例年より緑が淡い。 頻発した台風のせいで常緑樹林は枝葉をもがれ、山肌はまるで冬のブナ林のように灰色に染まっている。 「この辺だったはず…。」「いや、胴回りは言い過ぎたかも…。