しぶちょー 技術士(機械部門)、機械設計者 兼 AIエンジニア。機械メーカーにて工作機械の製品開発に従事。技術をこよなく愛する34歳です。1日2回、ツイッターで情報発信中!
以前、Twitterで呟いたもので反響が大きかった内容がありました。今回はその呟きに対すると皆様の回答について整理・考察していきたいと思います。 新人くんの設計事例 下記が私がTwitterで呟いた内容です。 【新人君の設計事例】 新人君が出してきた設計案。これは"やってはいけない締結"だよと色々説明したが、あまり納得してもらえず。上司も"部品強そうだし、問題ないでしょ"と一言。 個人的な感覚では、"絶対にダメな奴"なんだけど上手く納得させる説明ができなかった。皆さんならどう説明しますか? pic.twitter.com/FYMZOu9dqx — しぶちょー (@sibucho_labo) September 5, 2020 ある日、新人君がこのような設計を提案してきました。ボルトの下は隙間になっていて、普段あまり見ない形です。詳細な意図は省きますが、他部品との干渉の関係もあり、こういう形
私の兄は建築士です。建築士の場合、例えば「森と調和する美術館」や「3世帯同居の一戸建て」などを設計する際に、そのコンセプトや予算に応じた規模、メンテナンス箇所、強度計算を含んだ「設計書」を作成し、コンペ(建築設計の競技)に臨んでいます。どうして、機械設計には「設計書」の単語がないのでしょうか? この質問に対する私の回答はこうです。 【回答18】 恐らく、実務経験のない学者か誰かがそうした設計フローの学術書、もしくは教科書を作成したのだと思います。それを実務経験の浅い執筆者が転記し、長年の間に日本企業から「設計書」が消えてしまったのでしょう。 日本の製造業から消えた「設計書」 寿司職人や大工の世界では、親方が弟子に長い期間「修行」させ、基本姿勢を日々指導しています。例えば、寿司職人といえば、「飯炊き3年握り8年」という言葉がある通り、修行は10年以上かかると言われています。しかし、技術者の場
設計の概念を勘違いしているならば、CADを使う意味もなく、残業続きの日々となる。20年のキャリアを持つ技術士が、あなたをデキるエンジニアにすべく、設計の考え方を根底からたたき直す。(編集部) デキるエンジニアになるために 皆さんは、製品開発の中で何に気を付けて設計をしていますか? 「要求された機能や品質(Q)を満足すること、要求されたコスト(C)を満足すること、要求された納期(D)に間に合わせることなど、すべてに気を使っている!」 といわれることでしょう。 確かにQCDは、製品開発の中で最も重要な項目です。しかし、このQCDも効率よく達成しなければ何度も設計をやり直すことになり、毎日夜遅くまで残業し、毎週のように休日出勤をする羽目に陥ります。 効率よく設計を進めるために、以下の項目に留意することが重要です。 製品開発の業務の流れ全体を把握する 関連部門とのかかわりや開発の流れの中のイベント
今まで転職などで、下流から上流工程まで経験した。 その中の各工程で必要だと感じたスキルは何なのか? 当時は未経験・無知識という悲惨な状態だったので手さぐり状態だったけど、 10年以上経ち、フリーにもなったのでちょっと落ち着いてふり返ってみて、役に立った本などを紹介していく。 あくまで私の観測範囲での感想なので、会社や個人による違いなんかはご容赦を。 下流工程 仕事内容 メーカーからの元請や下請け会社はたいていこの工程のはず。 OEM受託して製作までしているところもあれば、設計のみの会社もあるだろう。 構想をカタチにする詳細設計がメインなので、機構を具体的に考えてCADで図面を描いたり読んだりと図面に触れる機会が多い。 一般的に想像される「機械設計のイメージ」の風景が広がる。 私は手書きのトレーサ、図面バラシなどの下積みを経て詳細設計を担当していた。 専門的な「スキル」を叩き込んでもらえたの
本講義ノート「もの作りのための機械設計工学」は,明星大学理工学部機械工学科3年生が受講する「設計工学」のために作成しました。 平成14年度より開始し,5年間ほど講義を行い,その間,講義内容を少しずつ修正してきました。平成18年には,この講義ノートをベースにした書籍『絵とき 機械設計 基礎のきそ(日刊工業新聞社)』が出版されました。そちらもご利用ください。
本講義ノート「もの作りのための機械設計工学」は,明星大学理工学部機械工学科3年生が受講する「設計工学」のために作成しました。 平成14年度より開始し,5年間ほど講義を行い,その間,講義内容を少しずつ修正してきました。平成18年には,この講義ノートをベースにした書籍『絵とき 機械設計 基礎のきそ(日刊工業新聞社)』が出版されました。そちらもご利用ください。
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