名古屋市の河村たかし市長が、15日に市内で開かれる東京パラリンピックの聖火行事への参加を見送る方向で調整していることが10日、複数の市幹部への取材で分かった。東京オリンピック・ソフトボール日本代表の後藤希友選手の金メダルをかじり、多くの批判を受けたことが理由としている。 河村市長は10日、取材に応じ、参加見送りに関し「自分の意思ではない。…
さいたま市は市内のホームレスへの新型コロナウイルスワクチン接種に向けた調査や準備を進めている。接種券の郵送ができないため民間団体に委託して意向調査を進めているが、市内にどれくらいのホームレスがいるかは正確な実態がつかめておらず、課題も多いという。【山越峰一郎】 埼玉県のまとめでは、県内には1月時点で計145人のホームレスが確認されており、さいたま市は29人と最も多い。市からホームレス支援事業を受託する県社会福祉士会によると、直近の数字としては市内に少なくとも50人いるとみられる。 同会が、このうち半数ほどから接種希望の有無を聞き取ったところ、5人が接種を希望し、18人が希望しなかった。希望しない人は「人と関わらないから」「副反応があっても誰にも気付かれない」などと理由を話しているという。
東京オリンピックの事前合宿中、大阪府泉佐野市の滞在先からいなくなったウガンダ選手団のジュリアス・セチトレコ選手(20)=男子重量挙げ=について、府警は20日、三重県四日市市内で見つかったと発表した。体調に問題はなく、警察官とのやりとりに素直に応じているという。府警は大使館などを通じて正式に本人確認し、選手団に戻すかなど引き渡し先を調整する。 セチトレコ選手は宿泊先のホテルから16日に姿を消し、所在不明になった。府警によると、同日中に新大阪駅から新幹線に乗って名古屋駅で降車。ウガンダ人の知人とみられる男性と合流して岐阜県内に滞在した後、四日市市内に移動していた。20日午後3時過ぎに警察官に発見された際は自らの名前を名乗り、顔写真入りのIDカードを持っていた。
厚生労働省の職員だった男性(当時29歳)がうつ病を発症したのは、「パワーハラスメント相談員」だった上司によるパワハラが原因だとして、厚労省が公務員の労災に当たる「公務災害」に認定していたことが分かった。男性は「死ね」などの暴言や罵倒を繰り返し受けていたという。厚労省は近く上司を懲戒処分する方針。 厚労省が3月2日付で男性に公務災害補償通知書を送付した。上司によるパワハラで不安障害とうつ病を発症したことを認めた。 男性によると2017年4月、政策の策定や評価などを担う政策統括官に異動。着任後すぐ、省内のパワハラを防止するため各部局に配置された「パワハラ相談員」を務める上司から「(おまえを)潰してもいいのか」と言われた。その後も「死ねっつったら死ぬのか」などの暴言や、同僚の前での罵倒、無視などを繰り返された。月130時間以上の時間外労働が続いたこともあり、男性は外部通報窓口や産業医などを通じて
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は11日、周囲に会長職の辞意を伝えた。森氏の辞任後、新会長が選出されるが、女子マラソン五輪2大会連続メダリストで、国際オリンピック委員会(IOC)の女性スポーツ賞を受賞している有森裕子さん(54)は「会長を交代すればいいということだけでは、また同じことが起きてしまう」と警告する。【聞き手・小林悠太】 五輪・パラリンピックはスポーツを通じて、心身の平和を願う祭典だ。競技会として世界一を決める世界選手権のようなチャンピオンシップとは異なる。選手だけでなく関わるすべての人が主役で、世界全体に問題提起をできる教育的な価値を持った場でもある。 特に東京大会は夏季五輪史上初めて男女平等の理念も含まれる「SDGs(持続可能な開発目標)」への貢献を掲げている。多様性の尊重を日本社会に根付かせる目的があった。今回の森氏の発言はその理念に逆行してい
警視庁は6日、尾久署(東京都荒川区)の男性署長(60)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。署長は昨年12月28日夜、署員3人と交通安全協会のメンバーら計十数人による懇親会に参加し、数人で2次会にも出席した。警視庁は当時、5人以上での会食自粛を求める通達を出していた。署長は8日付で警務部付に異…
大阪や名古屋などに住む人が新型コロナウイルスのPCR検査のため、東京都内の医療機関に検体を送り、都内の感染者として集計されるケースが相次いでいる。12月上旬の1週間だけで147人。帰省や仕事などで自主検査のニーズが増える中、地域ごとの正確な感染状況が把握しにくくなっており、都が国に運用の見直しを求めている。 郵送受け付け解禁で都外在住者の検体増加 8月から郵送でのPCR検査の受け付けを始めた「にしたんクリニック」(東京都渋谷区)は、都内に検査センターを複数設け、殺到する依頼に対応している。1件1万5000円と安くはないが、10万件を超える申し込みがあった。 自主検査の理由は帰省や出産の立ち会い、出張を前にした陰性確認など多岐にわたる。社内で感染者が出た時に備えて検査キットを事前に取り寄せる企業もあるという。クリニック担当者は「今後、渡航規制の緩和や年末年始の帰省などを考えると、ますますニー
日銀が日本株最大の株主になったとみられることが28日分かった。株式を集めてつくる上場投資信託(ETF)の保有額は既に時価で45兆円に達し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の日本株保有額を抜いたもようだ。日銀による株価の下支えは、金融システムの安定につながったと評価される一方、企業の価値を適正に評価する市場の機能にゆがみをもたらしたとの批判もある。 日銀は10年前の2010年12月にETF購入を開始。現在は原則として年6兆円のペースで買い入れているが、必要に応じて12兆円まで購入を増やせる。 ニッセイ基礎研究所の井出真吾上席研究員の試算によると、日銀のETF累計買い入れ額は10月末時点で35兆円に達した。今月25日には時価ベースで45兆1600億円となり、GPIFの保有額を300億円程度上回った… この記事は有料記事です。 残り310文字(全文667文字)
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