中国の湖北省武漢で新型のコロナウイルスによるものとみられる肺炎が相次いでいる問題で、タイ保健省は17日、観光のためタイを訪れていた中国人の70代の女性が新型のコロナウイルスに感染していたと発表しました。タイでの感染確認は2例目で、中国の「春節」を前に、空港での警戒を強めています。 女性は、タイの空港で38度以上の発熱があったことなどから医療機関に搬送され、検査の結果、16日夜、感染が分かったということです。 タイで新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、これが2例目です。 タイへの旅行前、女性は、今回の肺炎患者のほとんどが関係している武漢の海鮮卸売市場には立ち寄っていないということです。 中国では、来週から旧正月の「春節」にあわせた大型連休が始まり、中国からタイを訪れる観光客も増えることなどから、タイの保健当局は、空港での水際対策をさらに強化することにしています。