『ブロックチェーン』著者・岡嶋裕史氏と『暗号が通貨になる 「ビットコイン」のからくり』共著者・西田宗千佳氏との大型対談、後編をお届けする(前編はこちら)。 ビットコインの構造を取材してきた西田氏に対し、「サトシ・ナカモトは単に楽しかったからビットコインを作ったのでは」と岡嶋氏は一見すると暴論をぶつけるが──。 ブロックチェーンは「議事録改ざん対策」に使え! 西田 岡嶋さんのご著書『ブロックチェーン』を読むと、暗号通貨(暗号資産)以外のブロックチェーンの使い道について懐疑的なようにも思えます。 ですが、ブロックチェーンという技術自体は優れているし、将来性があるようにも考えられます。実際、ほかにも合理的な使い道があるのではないのでしょうか。 岡嶋 議事録みたいなものは、けっこうブロックチェーンと親和性が高いのかな、と思います。 先日、大学関係者との会議でも、「議事録って、本来自分が話したことが
(パブリック)ブロックチェーンの特性は、1. 改竄が不可能(著しく困難)な履歴の保存、2.特定の管理者なしに非中央集権型で動く、3. 一度動き出したら止められない、という点にまとめられます。特定の企業や政府機関に依存しないように暗号通貨を運営していくためには、これらの特性はきわめて有用です。 しかし、(パブリック)ブロックチェーンを暗号通貨以外の用途に利用しようとすると、これらの特性は、革新的なソリューションをもたらしてくれる可能性もある一方、きわめて「怖い」ということがわかります。ユーザーがみな正直者であればよいのですが、ユーザー登録審査がなく誰でも参加できる環境で、悪意を持ったユーザーが意図的に破壊行為・迷惑行為を行なうことを、特定の管理者なしにどうやって防ぐかという課題があります。 そのような課題の大きさを痛感させる事件が先日BBCで報道されました。ビットコインキャッシュ(BCH)の
こんばんは、ヨーロピアンです。 夏の悩みの99.9%はロッテのスイカバーで解決されると信じてやまない毎日ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 前回の記事を書いてからまだ日が浅いにも関わらず昨日(7/18)はまた大きな動きがありました。なんとBitcoinCashなるページがいきなり誕生しています。 またしても面白い展開になってきたので是非記事を書いてやらねば!という気持ちがムクムクと湧いてきたところです。 前回の記事はできるだけ広い範囲の方に届けたいという考えもあり、ビットコインの技術要素の詳しくない方が躓かないように理解の難しいキーワード(SegwitやBIP等)をできるだけ避けて記事を構成しました。 今回もその趣旨は変わっていませんが、混み入ったビットコイン政治事情を解説するためにどうしても専門的な用語の数が増えてしまっているのと、正確さを重視するために記事そのものも長くなってい
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