赤ちゃんポストに入っていた瞬間のことは、よく覚えていない。ただ、「扉のようなもの」の映像が、ぼんやりと頭に残っているだけだ。 【写真】突然判明した航一さんの実母の素顔
新型コロナウイルスの感染防止で、長期間登校を禁止している学校は多い。その影響か、中学生や高校生の「妊娠相談」が例年より増えている。「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の運営で知られる熊本・慈恵病院は先日、4月だけで全国から75件の相談があったと発表した。心細く不安な思いの子たちから、どんな相談が寄せられたのか。同病院の新生児相談室室長・蓮田真琴さん(42)に話を聞いた。(ノンフィクションライター・三宅玲子/Yahoo!ニュース 特集編集部) ──慈恵病院では24時間の電話相談「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」を行っています。4月の相談件数は592件、そのうち中高生からの相談が75件、13パーセントとのこと。昨年4月の58件(単月総数515件)に比べて17件増えています。どう見ますか。 私たちは「多い」と感じます。毎年6000件ほどの電話相談があるうち、中高生の割合は10パーセント
親が育てられない新生児を匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を、神戸市の助産院に設置する計画があることが9日、分かった。実現すれば全国2例目。関西での設置を目指すNPO法人「こうのとりのゆりかごin関西」(大阪府箕面市)が明らかにした。 設置予定の「マナ助産院」 関係者によると、設置を予定するのは神戸市北区の「マナ助産院」で、時期は未定。年間70件程度の出産を扱うが、医師は常駐していない。神戸市は、助産院でのゆりかご設置は認めないとの判断を示しているといい、同法人は嘱託医師の確保や、医療面の支援体制の整備を目指している。 ゆりかごはドイツなどの取り組みをモデルに、熊本市の慈恵病院が2007年5月、全国で初めて運用開始。顔を見られることなく保育器に赤ちゃんを寝かせて立ち去れる仕組み。望まない妊娠をした女性が、追い詰められて子どもの命を奪ったり、置き去りにしたりするのを防
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