香港で7日、条例の改正に反対する大規模なデモが九龍半島側の繁華街で行われ、その後も現場にとどまった一部の若者と、警官隊が衝突しました。 デモはこれまでとは異なり、政府庁舎や議会がある香港島ではなく、中国本土との間を直接結ぶ高速鉄道が発着する九龍半島の西九龍駅周辺で行われましたが、大きなトラブルもなく終わりました。 しかし、デモ終了後に若者ら数千人が、日本からの観光客も多く訪れる有数の繁華街、ネイザンロードに場所を移して抗議活動を続けました。 そして警官隊とにらみ合いとなり、深夜になって警官隊が警棒を使って強制排除に乗り出し、数か所で若者らと衝突しました。 現場では頭から血を流し、仲間に介抱される男性もいたほか、地元メディアによりますと数人が警察に拘束されたということです。 香港政府は8日未明、コメントを発表し、「デモ行進は平和的かつ理性的に行われた。自由な意見の表明は尊重する」とした一方、